「この映画を見て元気になって!」布川隼汰が父・敏和にエール

2014/07/17 20:02 配信

映画

舞台あいさつに登壇した面々

映画「チェイン/CAIN」の完成披露試写会が、7月17日に都内で行われ、出演者の菅井玲、渡辺裕之、布川隼汰、高橋明日香、井上幸太郎、朝山日出男と細井尊人監督が登壇した。

同作品は、冬の新潟を舞台に、匿名がもたらす加虐性、容易にアップできる危険な映像、そして気づかないうちに犯罪に加担してしまう恐怖など、昨今のソーシャルネットワークサービスが孕むさまざまな問題を軸に、そこから生じる狂気を浮き彫りにした社会派サスペンスホラー。教師の藤崎亜耶乃(菅井)は、担任クラスの生徒・小田嶋奈津美(高橋)が何者かに惨殺され、その殺害シーンがSNS「フリーダム」を通じてネット中継されたことでショックを受ける。一方、新潟県警のベテラン刑事・桜井(渡辺裕之)は、独自の視点からこの事件の特異性に気づき、捜査を進める…といったストーリー。

壇上に登場した面々は、「初めての主演の映画で、分からないことだらけでしたが、きょうスクリーンで作品を見て、感無量です」(菅井)、「クランクアップしてから2年間、監督が練って練って、『こんなにすばらしく仕上がったのか』と。それも恐ろしかったです(笑)」(渡辺)、「映像の綺麗さとストーリーの恐ろしさが相まって『いい融合をしていたな』と感じながら見ていました」(布川)、「撮影初日が惨殺されるシーンだったのですが、現場では無我夢中で殺されていましたけど、映像で見るとこんなにエグいのかと衝撃的でした」(高橋)とそれぞれ感想を告白。

また、撮影で苦労したことを聞かれた菅井は、「辛いことしかなかったです。毎日泣きながら撮影していました。作品を見ながら『この時はこうだったな…』といろいろ思い出しました。特に、最後の犯人と戦うシーンでは、肉体的にも辛すぎて『あぁ…(泣)』と思った瞬間だったので、ぜひ見ていただきたいと思います」と話した。

ほか、高橋は「犯人役の井上さんがリアルに怖くて、半分ガチで怯えながら演じていました」と撮影を振り返り、菅井とのキスシーンについて「初めてのキスシーンだったのですが、(菅井の)口が柔らかかったです。初めてが菅井さんでよかった(笑)」と語り、会場を沸かせた。

最後に、菅井は「最初からドキドキして、見終わった時にはぐったりしてしまう映画だと思います。よろしくお願いします!」とアピール。

舞台あいさつ後に行われた囲み取材では、菅井、渡辺、布川、細井監督の4人が登場。

先日離婚を発表した両親について聞かれた布川は「両親は両親なので、任せています」と語り、同居している父親の敏和について「普通ですよ。普通にやってます。この映画を見てもらって元気になってもらえれば」と話していた。