地上波では見られない!衛星放送ならではのベストオブベストのコンテンツ選出

2014/07/18 13:49 配信

芸能一般

クオリティーの高い番組制作を評価され喜びの受賞者たち

「第4回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式が7月17日に東京・千代田放送会館で開催され、114の応募番組から1次審査を経てノミネートされた計8部門42番組の中から最優秀賞・特別賞・奨励賞が発表された。演出家の鴨下信一氏や野球評論家の小宮山悟氏ら多彩なメンバーが最終審査員を務め、それぞれの立場から番組を評価。

TVアニメの歴史をシャープな切り口で描いた「TVアニメ50年の金字塔」(アニマックス)や日本が誇る“特撮”をテーマにした「特撮国宝-TOKUHO-」(日本映画専門チャンネル)、江戸城の全貌をCGを駆使して再現した「ザ・プレミアム よみがえる江戸城」(NHK BSプレミアム)など見応えのある作品が最優秀賞を受賞した。

 中でもWOWOWプライムは「ドラマWスペシャル 人質の朗読会」、「ノンフィクションW 八十歳の漂流俳優 ヨシ笈田 三島が託した日本」、「君にも見えたかウルトラの星! 帰ってきたウルトラマンの魅力」が各3部門で最優秀賞を独占。

惜しくも最優秀賞は逃したものの、奨励賞を受賞した「TUTTO VERDI~史上初!ヴェルディ・オペラ大全集/ヴェルディの生涯」(クラシカ・ジャパン)や「THE野球盤L!VE2013オールスター&お台場合衆国スペシャル」(フジテレビONE スポーツ・バラエティ)などユニークな企画力と独自性あふれる力作にも注目が集まった。

審査委員長を務めたノンフィクション作家の吉岡忍氏は、「CS、BSという専門チャンネルは本来もっと尖っていたと思います。視聴者のマニアックな関心に応えたり、あるいは複雑な今の世の中とか、なかなか見れない歴史に踏み込んで、そこに生きる人間の意味を考えていくという深さが制作者の中にあったと思います。今回受賞した作品はどれも素晴らしい。苦労し工夫をし考えながら制作している。これからの制作者には今回の受賞作ばかりでなく過去3回の受賞作も含めてぜひ見ていただきたい。試行錯誤しながらどのようにテーマを作り出し、どのように制作してきたのかということを掴み取って欲しいと思います」と今後の衛星放送の番組への期待を込めて熱いメッセージを送った。