「罪人の嘘」主演の伊藤英明が“イケメンすぎる罪”で有罪判決!?

2014/07/29 19:20 配信

ドラマ

「連続ドラマW 罪人の嘘」の完成披露試写会に出席した(左から)瀬々敬久監督と出演者の木村佳乃、伊藤英明、滝藤賢一

WOWOWプライムの連続ドラマW枠で8月31日(日)からスタートする「罪人の嘘」の完成披露試写会が7月28日に都内で行われ、主演の伊藤英明をはじめ、出演者の滝藤賢一と木村佳乃、監督の瀬々敬久が出席した。

同ドラマは、裁判に勝つためなら手段を選ばない悪名高い弁護士・笠原卓也(伊藤)の闇と栄光を描く本格リーガルサスペンス。笠原とは対照的に熱い正義感を持つ人情派弁護士・楠之瀬正志を滝藤賢一が演じるほか、木村佳乃、仲代達矢、筒井道隆、中村蒼、松重豊ら豪華キャストが脇を固め、各話には竹中直人や津田寛治、矢島健一らゲスト俳優が登場する。

高級弁護士・笠原役で主演を務める伊藤は、脚本を読んで「難しそうな話だなと思いました。こういった“善悪”というのは非常に難しいテーマで、時代や国が違えば善悪も変わっていくと思います」と感想を述べ、「このドラマをやることによって、自分自身にとって善悪ってなんだろうって30秒くらい考えたんですけど(笑)、よく分からなかったので、一つでもせりふを覚えようと思いました」と茶目っ気たっぷりに語った。

一方、人助けを目的とし、“安い弁護士”がモットーの庶民派弁護士・楠之瀬を演じた滝藤は「弁護士役が初めてだったので、膨大なせりふ量と、どう振舞ったらいいかということが難しかったです。伊藤さんと相談しながら、教えてもらいながらやりました。僕は、今までお互いのために芝居をすることがなかなかできていなかったんですけど、その大切さを教えてくれた現場でした」と振り返った。

また、会場では同作のテーマである“人が人を裁くことの意味を問う”にちなみ、伊藤を裁判にかける“公開裁判”が開かれた。瀬々監督は自ら伊藤への告訴状を持ち出し、「撮影中、伊藤さんがことあるごとに『もう俺はだめだ、引退する』と発したのは10数回。私どもスタッフは、『この先完成しないのでは?』と戦々恐々。今思い出してもあなたの“引退”という言葉には、心が凍る思いです」と暴露。“脅迫罪”として伊藤を訴えると、伊藤は「すぐ愚痴や泣き言を言うタイプなので」とあっさり認めた。さらに「ポスター撮影で10枚しか撮らないのに、完璧に撮られるのはずるい。僕は何枚撮っても…。伊藤英明さん、あなたの容疑は僕に比べて“イケメンすぎる罪”です」(滝藤)、「三度目の共演ですが、いつお会いしても中身がずっと小学4年生のやんちゃな子供のまま。“精神年齢詐称罪”です。私のマネジャーに相撲の技をかけるんです(笑)。女性ですよ。いつになったら精神年齢が実年齢に伴うのかなと(笑)」(木村)と、共演者それぞれから訴えられた。これらのエピソードを踏まえ、会場の観客から有罪判決を下された伊藤は「この有罪判決を聞いたらうちの親が悲しみます…」と漏らした。

最後に、「全5話なので見やすくなっていると思います。2話以降、1話よりも3倍くらいな感じで面白くなって、5話は100倍くらい面白くなっていると思うので…この表現方法が小学生なんです(笑)。WOWOWに加入してぜひお楽しみください。僕はまだWOWOWに加入していないので、きょう申込書をもらおうと思います(笑)」と伊藤らしく作品をアピールし、会場を沸かせた。