フォーミュラE参戦!鈴木亜久里「“走る実験室”になれば」

2014/08/02 15:08 配信

芸能一般

フォーミュラE選手権参戦に意気込みをみせた鈴木亜久里氏

'14年9月に開幕する電気自動車のフォーミュラカーレース「FIAフォーミュラE選手権」に、チーム「アムリン アグリ」を率いて参戦する鈴木亜久里氏が囲み取材に応じ、大会をアピールした。

「FIAフォーミュラE選手権」は電気エネルギーだけを動力源とするフォーミュラカーで競い、エンジンの爆音も排ガスも出ないため、フォーミュラカーレースとしては史上初めて全レースが市街地の公道で行われる。開幕戦の中国・北京をはじめ、アメリカ・マイアミやモナコ・モンテカルロ、最終戦のイギリス・ロンドンなど、年間10都市で10戦を行う予定となっている。また、各マシンにはSNSと連動した“プッシュ・トゥブースト”を搭載。“プッシュ・トゥブースト”はSNSを利用し、ファンが選手に声援を送ることで人気上位3選手にはレース中で使用できる加速システムが与えられるもの。ファンの声援がリアルタイムで選手の後押しになるという次世代システムに注目が集まる。

参戦する鈴木氏は、かつてF1などを舞台に自身もカーレーサーとして活躍。レーサー引退後は、'06年チーム「スーパーアグリF1チーム」を発足しF1レースに参戦した。今回の「アムリン アグリン」は「スーパーアグリF1チーム」を発展させる形のチームとなる。

電気自動車でのフォーミュラカーレースへの参戦にあたり鈴木氏は「電気自動車については個人的な興味があり、5年くらい前から資料を集めていた。これから3年後、5年後には物凄いレーシングカーになっている」と、将来の可能性に期待を寄せる。

だが、当初は大会への参戦には消極的だったよう。「電気自動車のレースについては興味がなく、最初の大会なので難しいと思った。しかし、F1時代のスーパーアグリチームスタッフから誘いがあって、じゃあ一緒にやろうかと立ち上がった」と参戦に至る裏話を語った。

大会の魅力について、「F1とのアドバンテージはない。最初見た人はF1に比べて迫力もないし、スピードも遅いと思うかもしれないが、近い将来実用化される最先端のテクノロジーを搭載した新たなカテゴリーのレースになる。」と次世代のカーレースに自信を見せていた。

テレビ朝日では、9月13日(土)に行われる「FIAフォーミュラE選手権 開幕戦 中国・北京大会」の予選から決勝までをテレビ朝日系列の地上波・BS朝日・CSテレ朝チャンネルの3波を使った総合編成で放送する。