「テラフォーマーズ」原作者・貴家悠がアニメ化を語る!

2014/08/13 07:00 配信

アニメ

アニメ「TERRAFORMARS(テラフォーマーズ)」の原作者・貴家悠氏

アニメ「TERRAFORMARS(テラフォーマーズ)」が、9月26日(金)夜0:30よりTOKYO MXほかにて放送開始。これに先駆け、原作第1巻に収録されている「バグズ2号編」もOVA化される。OVAは前後編として、8月20日(水)発売のコミックス第10巻と、11月発売予定のコミックス第11巻に同梱される。今回、アニメ化への思いを原作者・貴家悠氏に聞いた。

原作の「TERRAFORMARS(テラフォーマーズ)」は、2013年版「このマンガがすごい!」(宝島社)のオトコ編にて第1位を獲得し、累計部数725万部の売り上げを突破した人気作。作品の舞台は人口増加を続ける人類が新しい居住地とするため、火星の地球化計画(テラフォーミング)に苔とゴキブリが利用された近未来。火星に送られたゴキブリは、500年の時をへて人間大の大きさに成長し、人類の火星移住の障害となった。人類は自らの存亡を懸け、進化したゴキブリ(テラフォーマー)と戦うというストーリーになっている。OVAで描かれる「バグズ2号編」は、計画の大詰めを迎え、人類が環境を整えるために降り立った火星でテラフォーマーに遭遇するところから物語が展開する。一方、テレビアニメではその20年後となる「アネックス1号編」が描かれる。

■原作者・貴家悠氏 一問一答インタビュー

――完成した映像をご覧になって、いかがでしたか?

よく再現していただいていると思います。動いている人の腕がもがれているのを見ると「なかなかキツイな」と思ったり、人が叫ぶシーンは声優さんの迫真の演技もあり、私もドキドキしたりしながら見てしまいました。

――印象に残ったシーンはありますか?

宇宙船「バグズ2号」から車で脱出するシーンが印象に残っています。メダカハネカクシという昆虫の能力で車が飛び出すシーンがすごく格好良いのですが、ナレーションのメダカハネカクシの説明が漫画とは若干違っていて、緊迫感の再現度と相まって面白かったですね

――声優のキャスティングや制作に関して、ご意見を出されることはありましたか?

声優さんのオーディションに参加して、ある程度「こんな声が良い」とお願いさせていただきました。そのためか、漫画を描いているときの動きや声のイメージに、かなり近いですね。

――最後に、作品の見どころを教えてください。

1話1話がすごく良いので、アニメから初めて見ていただく方でも純粋にエンターテインメントとして楽しんでいただきたいです。できれば、アニメをきっかけに漫画も買っていただきたいですね。新品で!(笑)