9月29日(月)からスタートするNHKの連続テレビ小説「マッサン」の主題歌に、中島みゆきの「麦の唄」が決定した。同ドラマは、国産初のウイスキー製造に挑む夫婦の愛と夢を描く人情喜劇。マッサンこと亀山政春(玉山鉄二)は、ウイスキーの本場であるスコットランドへ留学し、妻・エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と出会う。2年の修業を終え、本場の技術を身に付けた政春は、エリーを連れて日本に帰国するが、政春の広島の実家は大騒動になる。
主題歌の決定にあたり中島は「『本当に朝っぱらから中島でいいんですか!?』と驚きました。感激と恐縮から冷や汗をかきながらレコーディングをしました。できる限り爽やかに仕上げたつもりですが、なんでしたら夜の再放送もございます」と楽曲への思いを語った。
中島の起用について櫻井賢チーフプロデューサーは「この人しかいないと祈るような気持ちで『マッサンとエリー、そして諦めない日本人への応援歌をください』と依頼しました。お返事をいただいたときは、人知れずガッツポーズをして胸踊らせました。このドラマが描き出す世界が見事に凝縮され、愛と勇気と優しさがあふれだす奇跡の唄です。一日も早く、日本中の皆さんにお届けしたいです」とコメント。
「麦の唄」を聴いた玉山は「むちゃくちゃ感動し、中島みゆきさんの歌声が心に響きわたりました。マッサンという役を生きるための“背骨”をいただけた思いです。バグバイプに始まる音色から、スコットランドに誘われ、遠く海を越えて、夢とLOVEを握りしめて激動の時代を不器用ながら力強く生きる夫婦が一歩一歩踏みしめる足音が響いてきました。そして、自分が生きてきたルーツや今ある自分を支えてくれるものについてなどさまざまな思いが浮かび上がってきました。自分も含め、今生きている人たちが忘れてしまっている“大切なもの”がいっぱい詰まった素晴らしい唄に心から感謝しています。何よりこの唄は、エリーのマッサンに対する最高のラブレターに違いないと思いました」と絶賛。
エリー役のフォックスは「出だしのメロディーを耳にしただけでこの歌は“マッサン”の歌だと分かりました。イントロ部分だけで感動し、涙があふれてきました。壮大な旋律は、まさにマッサンとエリーの二人が歩む人生を表現されています。中島みゆきさんのパワフルかつ繊細で美しい歌声が、バグパイプとスネアドラムの音と共鳴し、スコットランドと日本のパーフェクトブレンド(ウイスキー)を醸造していると感じました。スコットランドと日本のつながり、二人の心の絆を忠実に映し出している中島さんの歌詞の素晴らしさに心が震えました。この勇気と感動の主題歌を“マッサン”のために書き下ろしていただいたことは私の誇りであり、とてもとても光栄に思っています。中島さんに心より感謝申し上げます」と感謝の気持ちを表した。
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