NHK BSプレミアムにて9月2日(火)からスタートするドラマ「タイムスパイラル」の完成試写会と会見が行われ、主演の黒木メイサが登壇した。
同作はインターネットの投稿小説サイトで人気のWEB小説、水守恵蓮著「解ける螺旋」をドラマ化。幼いころに誘拐されたというトラウマを持つ主人公・相沢奈月(黒木)は、幼なじみの結城健太郎(平岡祐太)に支えられながら、大学で物理学の研究者になる。ある日、奈月は大学にやって来た新任教授の辰巳愁夜(GACKT)と出会い、不思議な出来事に巻き込まれていく。実は、愁夜は未来と過去を行き来できる“タイムトラベラー”。奈月は愁夜から健太郎との仲を邪魔されたり妖しく誘惑されたりと次第に翻弄されていくSFラブミステリー。
主演を務める黒木は「ミステリアスでスリリングなストーリー展開になっているので、続きが気になってしまうドラマに仕上がっていると思います。ぜひ多くの皆さんに見てほしいです」と作品への自信を見せた。
共演したGACKTの印象について「独特なオーラが漂っていて、撮影現場でお会いしたときや第1話と第2話を撮影している時は、本当にどうやって接して距離を縮めていこうか悩みました。でも、私とGACKTさんは同じ沖縄出身なので、沖縄をキーワードにして盛り上がったり、徐々にいろんなお話をしていくうちに仲良くなれました。妖しく謎めいた愁夜っぽいところがあるんですけど、すごく優しい温かい一面も見られました」とコメント。
また、奈月という役作りについて「小さいころに誘拐されたトラウマを持つ女性なんですけど、誘拐されてから結構時間がたっているんで、どういう瞬間に過去の事件のことを思い出して不安になったり過呼吸になったりするのかを監督と話し合って演技しました。トラウマを抱えていても普通の生活はできているので、そのバランスを取るのが難しかったですね」とポイントを明かした。
さらに、黒木は「奈月の前に愁夜が現れてから愁夜をきっかけにいろんなことが起こってく中で、過去の誘拐事件と向き合って成長していく姿には注目してほしいです」と見どころを語った。
最後に、「愁夜と同じような“タイムトラベル”の能力を持っていたら?」という質問に黒木は「うーん。26年間頑張って生きてきたので、過去には戻りたくはないですね(笑)。もし、未来か過去のどちらかに行くとしたら…未来も知りたくないからなぁ」と悩むも、「要らないです、その能力」と笑顔でばっさりと返し、会場を沸かせた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)