ヴァイオリニストの葉加瀬太郎が、8月7日に東京・葛西臨海水族園でイベント「葉加瀬太郎 子供たちへの特別授業!“エトピリカ”夏休みの自由研究&生演奏!」を行った。
同イベントは、葉加瀬のニューアルバム「Etupirka ~Best Acoustic~」(発売中)の発売を記念したもので、同作品に収録されている「情熱大陸」(毎週日曜 夜11:00-11:30 TBS系)のエンディング曲として有名な楽曲「エトピリカ」にちなんで同所のエトピリカが展示してあるウミドリ水槽の前で、来場した子供たちへの特別授業として、トークショーと楽曲「エトピリカ」の生演奏を実施。エトピリカとは、鮮やかなオレンジ色のくちばしが特徴の海鳥で、葛西臨海水族園は、日本で一番多くのエトピリカを飼育している。
イベントでは、集まった子供たちに向け飼育係がエトピリカについて生態や特徴を解説。一方、葉加瀬も「昔から鳥にまつわる歌はたくさんあるんです」と音楽の観点から鳥と歌との関係を教授していた。
また、エトピリカについて「子どもの頃から大好きなんです! ピエロみたいな顔が好きで、すごく印象に残っていました。この曲にまだタイトルが付いていない時に、ふとエトピリカのことを思い出して、『空を飛んでいきたい』『大空を目指す』という感じがぴったりだなと思ってタイトルに付けました」と曲にまつわるエピソードを披露し、子どもたちに「みんなも今好きなことを覚えて、大人になった時に思い出すと、何か楽しいことが起こると思うよ」と優しくアドバイスしていた。
トークショーの後には、本物のエトピリカをバックに、楽曲「エトピリカ」を生演奏で披露。葉加瀬の奏でるヴァイオリンの音色に、子どもたちよりも親たちの方がうっとりと聞き入り、盛大な拍手を贈っていた。
イベント後に行われた囲み取材に登場した葉加瀬は、「『エトピリカと一緒に曲を弾きたい』『どんな形でもいいから子供たちと触れ合いたい』という僕の思いつきをスタッフが実現してくれたのですが、子供たちの顔がキラキラと生き生きしていて、僕も自分の子供の頃を思い出しました」と感想を明かし、アルバムについて「いろいろなアレンジをしてきた自分の名刺代わりのような曲たちですが、今回はクラシカルなサウンドの編曲で、自分の気持ちをリセットするという気持ちでレコーディングしました」と語り、アルバムに込めた思いを告白した。
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