「それせか」前田玲奈、初の野外コンサート後に独占直撃!

2014/08/17 11:05 配信

アニメ

「それでも世界は美しい」でニケ役を演じた前田玲奈。60人以上が参加したオーディションから選ばれた気鋭の若手声優

8月16日、アニメ「それでも世界は美しい」で、ヒロインのニケ・ルメルシエを演じた前田玲奈によるミニコンサートが東京・汐留の「汐博」会場内で開催され、前田は自らが担当した挿入歌「アメフラシの歌~Beautiful Rain~」とエンディングテーマ「PROMISE」の2曲を披露した。

「それでも世界は美しい」は’14年4~6月にかけて日本テレビで放送されたラブファンタジー。雨を降らせる「アメフラシ」の力を持つ姫・ニケが、世界を征服する太陽王・リビのもとに嫁ぐところから物語が展開する。

同アニメでテーマソングの歌唱に初挑戦した前田は、スタッフたちとカラオケで曲を50回以上歌った思い出など収録時の裏話を披露。また「アメフラシの歌」の熱唱中には、本当に雨が降るハプニングが起こり、会場を沸かせていた。

Webザテレビジョンは大いに盛り上がりを見せたイベント終了後、前田に独占インタビューを行った。

■前田玲奈インタビュー

――ミニコンサートを終えてのご感想をお願いします。

野外でのライブは初めてだったのですごく緊張しました。アニメが終わって少し経つので、みなさん来てくれないんじゃないかと心配していたんですが、たくさんの方がいて、この作品はすごく愛されているんだなと実感しました。あとは、雨を降らすよって宣伝してきたので雨が降ってよかったです(笑)。

――今、「それでも世界は美しい」という作品を振り返っていかがですか。

一歩ずつみなさんと一緒にアフレコを行ってきたんですけど…わたしはまだまだ新米で不慣れな部分が多くて、失敗もたくさんありました。でも、先輩の方々からあそこはこうした方がいいとか、多くのアドバイスを頂きながらアフレコに臨めていたんです。毎回1話ずついろんなことを吸収していきながら本当に多くのことを教えて頂いた、成長したことを実感できた、そんな作品でした。

――アフレコを通して楽しかった、また難しかったことはなんですか。

歌を歌うシーンは楽しかったです。通常のものとは別に、8話目と最終話だけ作品の展開に合わせて録り直したんですけど、ちゃんとそのときのニケが出てるねって褒めていただいたのでうれしかったです。逆に難しかったことは、原作には出てこない1話目でした。キャラクターがまだ定まっていない中でオリジナルストーリーで、しかも初主演だったので、本当にプレッシャーと戦いながら体当たりで演じていました。

――作中でたくさん歌う役柄に決まったときはどう思いましたか?

わたしの心の中では歌いたいなと思っていたので、本当に決まった時にはうれしかったです。もともと、声優になりたいと思ったきっかけもキャラクターソングを聞いたことが始まりだったので、声優も歌も(仕事を)させて頂けてすごく幸せな気持ちです。私、かなり昔の歌が好きで、結婚する前の松田聖子さんの曲とか昭和の歌が好みなんです。子供の頃は家でよく歌うことが多くて母にうるさいって怒られていました。(笑)

――では、本作で好きなシーンはどこですか?

2話目のクライマックスでニケがリビを助ける一連のシーンが印象的ですごく好きでした。あとは、そこから最終話に向かってリビがどんどん優しく変わっていく姿にグッときます。しかも、それに合わせてニケも変わっていく姿が台本を通してわかってきて…ニケにとって初めての恋を経験して、わたし自身もどんどんリビという役が好きになっていたので、その気持ちと重なって、毎週ドキドキしながらアフレコしていました。

――ニケ姫とご自身が似ているなと思う部分はありますか?

周りのみなさんからは、ちょっと不器用でおてんばなところが似ていると言われています(笑)。

――今回偶然にも雨が降ってきて驚いたのですが、前田さんがもし天候が操れるならどんな使い方をしたいですか?

8話でリビとリビの叔父さんのバルドを仲直りさせるために雨を降らせるシーンがあるんですけど、あんなふうな人助けになる使い方をしてみたいです。私自身は雨は好きで、とくに綺麗な夕焼けとサラサラと雨が降るお天気雨みたいな時間が好きですね。

――では最後に、ファンへのメッセージをお願いします!

「それでも世界は美しい」は、共演者の方々やスタッフのみなさんと一緒に気持ちを込めて作り上げた思い入れのある物語です。これからもリビとニケの2人を応援して頂けたらうれしいです。

アニメ「それでも世界は美しい」は、9月24日(水)にDVD&Blu-rayの発売が予定されている。