ドリカム・中村正人とEXILE HIROがスペシャル対談！

NHK総合で毎週土曜日に放送されている音楽番組「SONGS」の8月23日(土)放送分では、ことしデビュー25周年を迎えたDREAMS COME TRUEを特集し、『DREAMS COME TRUE デビュー25周年SP』と題してこれまでの軌跡とヒット曲の数々を紹介する。さらに今回、スペシャルゲストにダンサー時代から親交が深いEXILE HIROが登場し、中村正人と対談することが明らかになった。

HIROは90年代半ばにダンサーとしてドリカムと共演。その後、EXILEを結成し、リーダーとして活躍してきたHIROは、ドリカムの25年の歴史を見詰めてきた。今回の対談によって、戦友とも言える濃密な間柄だというHIROと中村がドリカム25年の知られざる秘話を初めて明かし、その一部が公開された。

二人が始めて共演したライブは、「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 1995」で、パフォーマーとして参加したHIROは「エンターテインメントに対する大きな考え方とか、(中村)正さんと(吉田)美和ちゃんの姿勢を見てものすごい刺激を受けた。こういう仕事をしていて、もっと上の景色を見たいって思わせてくれたのがあのライブだった」と語る。

90年代後半、ドリカムは全米進出の夢を実現させるため、ニューヨークへと向かう。一方のHIROはEXILEの前身・J Soul Brothersを結成。お互いに思うような結果が出せず、鬱屈した日々を送ることになった。しかし、そんな時代に2人は互いに励ましあっていた。HIROは「よく各地で食事させていただいて。美和ちゃんとクラブで踊ったり。一緒にがんがん、はちきれて踊ったりしてました(笑)」と振り返る。

そして'04年、EXILEは「NHK紅白歌合戦」のステージでドリカムと共演。そのときのことを中村は「エンターテインメントというものに愛情を注いでいる人が目標を同じくして頂上で出会えるという意味では、やっぱりEXILE の存在は必要だった」と喜ぶ。HIROは「('95年)当時から僕らのことをバックダンサーと呼ばなかったのはドリカムだけだった。“サポートメンバー”と僕らを呼んで、全員で一つのことを創っていこうという考え方を学んだのはドリカムからだった」と思い出を語った。

これまで走り続けることができたパワーの源について、中村は「自分のためだけでは続けるのは難しい。やっぱり誰かのため、誰かの笑顔ですべてが報われる。だからライブは素晴らしい。お客さんの笑顔を見ると、ああ、幸せな仕事させてもらってると思う」とコメント。HIROは「やっぱり周りの人たちの笑顔は裏切れない。それがエンターテインメントで一番大切なことだし、それは僕らは本当にドリカムさんに学ばせてもらったことなんです」とドリカムへの感謝の気持ちを語った。