「けみお」って何者? 原宿系ハピネス男子が奥田民生の楽曲でCDデビュー!(Part1)

2014/08/20 18:21 配信

音楽

大好きな黄色い衣装に身を包み陽気にポーズを決めるけみお

高校生雑誌「HR」のモデルとして話題となったけみおが、同雑誌のガールズモデルとユニットを組み、けみお&アミガーチェ名義でCDデビューした。タイトルは「ケロケロ」。繰り返し聞くほど、耳になじんで口ずさみたくなる楽曲を手掛けたのは、なんと奥田民生。そんな豪華な歌手デビューを飾った「けみお」とは一体何者なのか? 直撃インタビュー!

現在18歳のけみおは(10月で19歳に)、高校生のときに雑誌「HR」に登場。ずば抜けた明るさと、ぶっ飛んだキャラクターからたちまち人気者に。さらに動画アプリ「Vine(バイン)」で女子高生ネタ等を作成してTwitterに載せると、女子高生を中心に反響を得て、フォロワー数が1カ月で10万人に。現在は約37万人のフォロワーを抱え、写真アプリInstaglamは6万人のフォロワー、Vineの動画視聴者は50万人などと圧倒的な人気を誇る。「めざましテレビ」「王様のブランチ」「ZIP!」でも取り上げられ話題沸騰中の彼は、もともと“スーパーアイドル”を夢見ていたという。

「幼稚園のころ、というか物心ついたころから芸能界のような世界に入りたくて、目立つことが大好きでしたね。学芸会でも常に主役を奪い取っていました。最終的には、キャラクターみたいになれたらいいなって思ってるんです。キティちゃんを知らない人はいないじゃないですか。そんな風に、世界中の子供が生まれたときから「けみお」というキャラクターを教わるみたいな。だから僕の中で、これっていうゴールはないです」

「名前をつけてくれた親には申し訳ないけれど、自分の名前よりもあだ名があったらいいな」と思って名のった“けみお”を、そのまま芸名に。インタビューでも独特の言葉を繰り出す彼だが、どんな幼少時代、高校時代を過ごしてきたのだろうか。

「小さいころはいたずらばっかりしてましたね。都市伝説でこんな噂があるっていう場所に闇雲に出掛けたり。家族は僕以外、真面目です。だから最初にVineで動画を載せたときも、母から『やめなさい』と言われました。でも、ガン無視で(笑)。僕は携帯を持っていなくて、パソコンでずっとやっていました。友達とのメールも、僕だけYahooメールからみんなの携帯に送って。迷惑メールに振り分けられたりしたけど、『僕だよ』ってずっと送り続けていました。友達と遊ぶときの待ち合わせも、公衆電話を探してテレホンカードで電話したり。親が厳しいので、服はどっかの駅とかでカラフルなものに着替えて。周りからは『サーカス団か』と言われたりしていましたね(笑)」

そんな彼の運命は高校生になり大きく変わっていく。アルバイトを始めて、携帯電話を購入。現在の部屋を彩っているポップなおもちゃもリサイクルショップ等をめぐり、買い集め、自分の世界が爆発!その可愛らしいお部屋が、彼のスーパーアイドルへの突破口となった。

「きゃりー(ぱみゅぱみゅ)さんが『HR』に出ていて、僕も出たいと思って編集部にメールを送っていたんですけど、なかなかうまくいかなくて。でも機会があって『お部屋を見せてください』と出させてもらえて、それから毎号出られるようになったんです。その出会いがなかったら、今、何をしてるんだろう? テーマパークが好きで通っていて、スーパーアイドルを諦めかけたときに、テーマパークのダンサーさんになろうと思っていましたね。それか、ショップ店員。僕、学生時代は得意科目もなかったし、1が6個もついちゃうくらい成績が悪かったんです。高校で勉強も終わり!と思っていましたし、自分の好きなことで生活していくんだと決めていました」

一見、すごくラッキーな男子に見えるけみおだが、オーディションを受けては落ちて、を繰り返していた過去も。そんな彼に変化をもたらしたのは、先頃、来日公演を成功させたレディー・ガガ。

「一番影響を受けているのはレディー・ガガさん。中学生くらいのときに出会って、衝撃でした。実はオーディションを受けまくって落ちているとき、今とは違って、どっちかと言うとイケメン路線を走っていまして。全身黒の服で眼鏡とかかけて、気取ってたんです。やったこともないのに、趣味はサッカーです、とか言ってみたり(笑)。本当はセーラームーンとかファンタジー系の映画ばっかり見ていて、そういう世界の方が好きなのに、それだとダメだと思っていてかっこいい路線に走っていたんです。でも、ガガさんの曲を聞いて、ファッションとか人間性を調べたら、すごい人だなって。こういう人が世界にいるんだ、なら自分もいいじゃん!って思いました」

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