WOWOWプライムの日曜オリジナルドラマ枠で、織田裕二主演の連続ドラマW「株価暴落」が10月19日(日)から5週連続で放送される。本作は、池井戸潤原作の金融エンターテインメントドラマ。メガバンクを舞台に一人のバンカーが内外を問わず、複雑に絡み合うさまざまな人の思惑に翻弄されながらも、銀行と巨大企業にはびこる闇に果敢に挑んでいく姿を描く。
主演を務める織田は「すごくせりふが多くて、難しい言葉も飛び交うので視聴者を選んでしまうかもしれないドラマ。でも、大人向けの作品だと思って取り組んでいかないと中途半端な作品になってしまうので、割り切ろうと思っています」と作品に対する考え方に葛藤があったことを明かした。さらに、「分かりやすくするために普段より伝えようって気持ちをより多く表現していかなきゃいけない。中身が分からなくても面白く見せるというか、ストーリーとして伝えることと人間というものをどう伝えていくか。それを表現する上で私の役は我慢の多い役なので、緊張したシーンが続く場面では“目で語る”ことが増えました。実はこれ、けっこう目が疲れるんです」と撮影中の苦労話も。
一方、現場での雰囲気は「すごくいいです。(共演者の方々も)落ち着いていて無駄がなく、撮影も速いし待ち時間もほとんどないんです。監督もドライでテンポ良く進んでいく。ただ、それでも目は疲れるんですけどね(笑)」と率直な意見を述べた。また、現場のスタッフについて「とても細かい部分にまで気を遣っていてリアリティーを大事にしているチームです。しかも、助監督さんが全員そろって眼鏡をしていて、本をたくさん読んでいる雰囲気があったり、健康のために麦茶や梅干の干した物などを並べて、この夏を乗り切るために必要な物をそろえていたりする感じとか、この作品ならではのチームなんだなというのがにじみ出ています」と笑顔を見せながら撮影現場の良さを語った。
最後に織田は「これまでとは一味違った作品として新鮮な気持ちで取り組んでいます。普通に過ごしているサラリーマンがどんなふうに戦っているのか楽しめるところが見どころ。視聴者の方からは、見応えがあったよと言ってもらえるような作品にしたい」と締めくくった。
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