及川光博と黒木メイサが島田雅彦原作物でW主演！

WOWOWプライムにて11月スタート予定の「連続ドラマW　悪貨」で及川光博と黒木メイサがW主演を務めることが分かった。

同ドラマは、島田雅彦の金融サスペンスを原作に、報復や裏切りなど金に支配された人間の欲望と本質を描く。ある朝、ホームレスが目覚めると足元に100万円の札束が置かれていた。あっという間に流通していくが、その金は偽札であることが判明。一方、警視庁捜査二課の捜査官・宮園エリカ(黒木)は不正資金の疑いが掛かる宝石店に潜入捜査する。捜査線上に、巨額の資金を操る投資家・野々宮(及川)の存在が浮かび上がり接触を図ろうと試みる。偽札を見破る天才鑑定士など、さまざまな人物の思惑が渦巻く中、エリカは次第に野々宮の計画へ巻き込まれ、彼の真の目的を知ることになる。

WOWOW連続ドラマ初出演の及川は、「誠に勝手ながら、原作者である島田雅彦先生にご縁を感じてしまいました。学生時代によく先生の小説を読んでいたこと、デビュー後、僕自身の写真詩集に帯文を頂いたこと、そして今回。企画書の表紙にお名前を見つけた瞬間に、“キター!!”と興奮しましたね」と喜びのコメント。また、自身が演じる野々宮の印象を「一言で言うならミステリアスな男。二言で言えばミステリアスで哀しい男、ですね。(スタンダール著)『赤と黒』の主人公・ジュリアン・ソレルのような…胸騒ぎのするキャラクターだなと感じました」と分析した。さらに、共に主演を務める黒木については「初共演なのですが、僕の楽屋にあいさつに来てくれた彼女はとてもほがらかで、なんともまぶしい笑顔でした。冷たささえ感じさせる麗しい容姿のギャップに、ちょっと萌えました(笑)」と告白。

一方、及川と同じくWOWOWドラマ初出演の黒木は、脚本を読んで「誰が何のために…?と先が気になる台本に夢中になりました。(エリカは)自分の思いと任務に挟まれ葛藤する女性。個人の感情を潜入捜査に持ち込んではいけないのかもしれませんが、1人の女性として感情も生まれてしまうはず…。難しい役になりそうです」と感想を語った。

及川は撮影に向けて「孤高のダークヒーローを精いっぱい、細やかに演じたいと思います。個性と実力を合わせ持った共演者の皆さんにもどうぞご期待下さい！」と意気込みを見せた。