「Gのレコンギスタ」舞台あいさつで富野総監督が「スタッフの手が足りない(笑)」と告白?

2014/08/24 17:16 配信

アニメ

「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」上映会に登壇した(左から)佐藤拓也、石井マーク、嶋村侑、富野由悠季総監督

8月24日、TBS系10月スタートのアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」の放送に先立ち、東京・新宿ピカデリーで「ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版」の上映会を開催。制作陣による舞台あいさつも行われ、キャストと富野由悠季総監督が登壇、作品への思いを語った。

「ガンダム Gのレコンギスタ」は、「機動戦士ガンダム」シリーズの最新作。富野氏がテレビ版ガンダムの監督を務めるのは、「∀ガンダム」(‘99年~’00年)以来、15年ぶりとなる。地球と宇宙の資源を繋ぐキャピタル・タワーを守る部隊の候補生・ベルリが、エネルギー強奪を企む海賊部隊の少女・アイーダと新しいタイプのロボット・G-セルフに乗る謎の少女・ラライヤらと宇宙の謎について迫るストーリー。

富野総監督、主人公・ベルリ役の石井マーク、宇宙海賊の少女・アイーダ役の嶋村侑、ベルリと同期生・ルイン役の佐藤拓也は、作品について以下のように語った。

■登壇者コメント

石井:初めてレギュラーで出演させていただく作品なので、自分ではどう演じたら良いか臆してた部分もありました。富野監督からは第1話から「腹から声出せ!」って、ご指導いただきました。なので、技術面や経験不足はこれから頑張らなければいけないところですが、体当たりで富野監督についていきたいと思って収録に臨んでいます。

嶋村:先行上映が始まって、作品への期待の大きさを感じています。第2話で自分の中で模索してためてきたものをやっと吐き出せたシーンがあるので、話の流れで見ていただいて何か感じていただければと思っています。

佐藤:監督がすごくエネルギッシュな方なので負けていられないなと感じています。「僕らが子供のころ見ていたアニメってこうだよな」と思うような、どこか懐かしさを感じさせる作品なので、夕方の時間にアニメが放送していたのを知らないような世代に「こんな面白いアニメがあるんだ」と感じてもらえたらうれしいです。

富野:ガンダムを使って“脱ガンダム”を目指しました。今の10から18歳ぐらいを対象に、孫やその先の世代にも長く見てもらって、何か自分たちで考えるきっかけにしてもらいたいと思って作った作品です。また、子供たちに見てもらうためにこんな作品が作れるというのを、逆説的に大人にも見てもらいたいと考えています。制作を始めてみたら“ロードムービー”として思いのほか、キャラクターやモビルスーツなどの登場する数が多て「スタッフの手が足りない」というパンク寸前の状況です。なので、今後の展開は全く分かりません(笑)。