ことし3月31日に32年間続いた長寿番組「笑っていいとも!」が終了し、“フジテレビのお昼の顔”を卒業したタモリが、10月から“夜の顔”として、再びフジテレビのレギュラー番組に出演することが分かった
「笑っていいとも!」終了当日は、東京・新宿のアルタ前から新宿駅前に何千人もの人の波がうねり、主要駅各所では号外が配られ、その夜放送された「笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号」は28.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を獲得するなど、同番組の終了は国民的大事件となった。その後も「タモロス現象」と名付けられたほど、昼の12時にタモリがいないという事実を受け止めきれない人々が続出。そんな悲しみに暮れていた日本国民が待望する新番組がついに、約半年の時を経て放送を開始することになる。
番組名はその名も「ヨルタモリ」。日本のお昼の顔として32年間君臨してきたタモリが、フジテレビの夜に登場し、新番組を始める。さらに「ヨル」はタモリが「寄る」、タモリに会いに芸能人が「寄る」番組という意味も込められている。舞台はとあるお店らしき空間。そのお店にはタモリに会いに、夜な夜な芸能人が訪ねてくる。タモリと豪華ゲスト、そしてお店のママなどとトークを展開することとなる。
さらに、今回驚きのキャスティングが決定。このお店のママとして登場するのが、バラエティー番組初レギュラーとなる宮沢りえ。女優として映画、舞台、テレビと多忙を極め、その演技力が高い評価を得ている宮沢りえが、今回、タモリの新番組でバラエティー番組レギュラーデビューを果たすこととなった。これまで「笑っていいとも!」に8回テレフォンショッキングゲストで登場するなど、タモリとは共演を果たしており、最後のテレフォンゲストの際('14年2月28日)には、宮沢がプライベートでタモリと何回かバーで遭遇したエピソードを披露し、会場を沸かせた。宮沢が22、3歳のころ、バーで何回か偶然タモリと一緒になったことがあり、ついにある日タモリが「今から2分間じっと見ていていいですか」と宮沢に頼んだという。そのような不思議な縁のあるタモリと宮沢が、お店を訪れる客とママという形で視聴者をくぎ付けにすることは必至。タモリによって宮沢のまだ誰も見たことのない一面も引き出されることになりそうだ。
中嶋優一チーフプロデューサーは「『笑っていいとも!』で国民的司会者になる前に演じていた、本来のタモリさんの芸を存分に生かしていただき、お昼とは真逆のタモリさんの魅力をお届けできたらと思っています」と語った。
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