吹石一恵が、2人ともがんになった夫婦の感動ストーリーに主演

2014/09/04 14:44 配信

ドラマ

TBSでは、「MOZU Season2~幻の翼~」の後を受け、11月から木曜ドラマ劇場で、夫婦でがんになり余命宣告を受けた家族の実話をベースにした物語「ママとパパが生きる理由。」(仮)をドラマ化する。原案は、芽生著の「私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。」(大和出版)。同著は著者ががんになった'12年から、闘病や家族のことについて書きつづったブログが話題となり、そのブログの内容をまとめたもの。著書には、過酷な状況の中でも命をあきらめない、生命力に満ちた瑞々しい言葉と家族への愛に満ちた言葉がつづられ、読者に深い感動を与えた。著者の思いを大切にしながら、著書には書かれていない家族の物語をドラマというフィクションの形で描き、日々の生活に追われる大人にも、これから成長する子供たちにも、かけがえのない“命と家族”の大切さを伝えていく。

主演は、TBSドラマ初主演となる吹石一恵。幼い2人の子供を持ちながら乳がんになってしまう主人公・吉岡柊子を演じる。柊子は、子供のためにも決して病気に負けないことを誓い明るく前向きに生きるが、時折押し寄せる恐怖と不安に心が苛まれる…。

また、柊子の乳がん発覚後に自身も肺がんの告知を受ける柊子の夫・吉岡賢一役は、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」('10年)や映画「るろうに剣心」シリーズの青木崇高が演じる。

ドラマでは、母親からの目線だけではなく、父親、そして子供たちからの目線でも描いていく。決して命をあきらめなかった母と父、その姿を見続けた子供たち、そしてその家族を見守る祖父母たち、3世代の“愛と命の記録”になっている。

主演の吹石一恵はTBSドラマに初主演するにあたり「『ドラマのTBS』といわれているTBSさんで初主演を務めさせていただきます。大きなやりがいとともに、正直プレッシャーも感じていますが、最後までスタッフ・キャストの皆さんと力を合わせて丁寧な作品作りをしたいです」とコメント。原案となった「私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。」を読んで「ご夫婦でほぼ同時にがんが見つかる。そんなドラマ以上にドラマのような出来事にも、お互いを『がん友』と捉えて支え合いながら病気に立ち向かうお2人の姿勢に、心を強く動かされました。ドラマはもちろん絶対に見ていただきたいのですが、その前に原作を読んでお2人の息吹を感じていただくと、よりドラマの世界観を深く感じていただけると思います」と感想を。また夫役の青木崇高について、「全身全霊で役に向き合う方、という印象を抱いています。同じ関西出身ということもあり、強い絆で結ばれた夫婦役を演じられること、今から楽しみにしています」と期待を寄せている。

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