バイオリニストの葉加瀬太郎が、9月4日に都内でコンサートを行い、コンサートツアー「日医工 presents 葉加瀬太郎 Best Acoustic Tour “エトピリカ” supported by Iwatani」をスタートした。
同コンサートツアーは、8月6日にリリースしたニューアルバム『Etupirka ~Best Acoustic~』(発売中)を携えて臨むもので、47都道府県を回って追加公演を含む全60公演を行う。葉加瀬にとっては、久しぶりのアコースティックコンサートであり、47都道府県を回るのは初めての挑戦。
初日となった4日は、一曲目からドキュメンタリー番組「情熱大陸」(毎週日曜 夜11:00-11:30 TBS系)のエンディングテーマでも有名な「エトピリカ」でファンの心を掴んだ葉加瀬は、「8月6日にリリースさせていただきましたニューアルバム『Etupirka ~Best Acoustic~』を引っさげてのツアーとなります。今回のアルバムは、2007年からのアコースティックへの僕のこだわりみたいなものを一つにまとめられた作品だと思います」とあいさつした。また、ツアーについて「47都道府県を回るというのは初めての挑戦です。来年がデビュー25周年なので、約四半世紀やってきて初めての経験。普通は20歳そこそこのデビューしたてのロックバンドがやるようなことですが、46歳の僕が回ってしまうという…(笑)」と語り、会場を沸かせる一幕も。
ピアノとのデュオで美しい桜を表現した「HANA 組曲『NIPPON』より」や、ライブでは定番となっている「冷静と情熱のあいだ」も披露。ほか、一人の作曲家にスポットを当てて解説する音楽講座や、楽器を使って動物の鳴き声やゲームの効果音などを再現したりと、アコースティックだけにとらわれない自由な構成で会場を盛り上げ続けた。さらに、恒例となっている「情熱大陸」で、観客と一緒に扇子を使って踊る場面も。
最後に葉加瀬は、「今回のツアーは、僕にとりましてもいろいろと新しい挑戦をすることができました。それもひとえに皆さまの応援だと心から感謝しております。また、来年はバイオリンを弾き続けて四半世紀というアニバーサリーな年になります。いろいろと大きな花火を上げて楽しい一年にしようと思っていますので、皆さんもさらなる応援をぜひよろしくお願いします!」と話し、NHK連続テレビ小説「てっぱん」('10年9月-'11年4月)のテーマ曲「ひまわり」を演奏して、最初の公演を締めくくった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)