9月29日(月)からスタートするNHKの連続テレビ小説「マッサン」の第1週の試写と記者会見が同局で行われ、出演者の玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス、泉ピン子が登壇した。
同ドラマは、国産初のウイスキー製造に挑む夫婦の愛と夢を描く人情喜劇。ニッカウヰスキーの創業者であり、「日本のウイスキーの父」と呼ばれている竹鶴政孝と英国人の妻・リタがモデルになっている。マッサンこと亀山政春(玉山鉄二)は、ウイスキーの本場であるスコットランドへ留学し、妻となるエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)と出会う。2年の修業を終え、本場の技術を身に付けた政春がエリーを連れて帰国すると、広島にある政春の実家は大騒動になる。
マッサン役の玉山は朝ドラ主演という大役を演じるにあたり「クランクインして4カ月、初めは緊張感であったり、自分の気合であったり、そういう部分で乗り切ってきましたが、段々自分の演技に悩み始め、プレッシャーと戦う日々でした。でも、第1週を見て、すべてが報われました」と心情を吐露した。
エリーを演じるフォックスは「この仕事に大変誇りを覚えました」とコメント。続けて、玉山に向けて「日本語が話せない私との共演という困難な仕事を引き受け、毎日戦ってくれているその勇気とユーモアと愛情に感謝します」とドラマに勝る愛情に満ちた言葉をかけた。
外国人妻のエリーを頑なに拒否し続けるマッサンの母・早苗を演じる泉は「朝ドラのキツさを知っているのは『おんなは度胸』('92年)で主演を演じた私くらいで、2人が倒れないか心配していました」と役とは違う優しい表情を見せた。
来日して半年を迎えるフォックスは「ホームシックになる瞬間はありますか?」という記者からの質問に対し、「もちろん!でも、撮影が忙しく考えていない」と朝ドラ出演に全力を注いでいることを明かした。
玉山は「シャーロットは僕たち以上に日々頑張っています。慣れない現場の中で笑顔を絶やさず、彼女に助けられている瞬間がたくさんある。役者人生において、彼女に出会えたことはとても特別な時間になると思う」とフォックスを称賛した。
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