NHK BSプレミアムで毎週月曜日に放送中の「The Covers」。この番組はジャンルを超えたJ-POPのアーティストたちが、昭和の歌謡曲やポップスを中心とした日本の名曲をそれぞれの持ち味でカバーする。司会はリリー・フランキーと夏菜。9月8日(月)の放送ではゲストに畠山美由紀を迎える。そこで畠山にインタビューを行い、番組の見どころや最新アルバムについて聞いた。
畠山はCMや映画の音楽も手掛け、ジャンルや世代を越えて国内外のアーティストとの共演を果たし、同世代の女性を中心に支持を得ている。東日本大震災で被害を受けた故郷・気仙沼を思い「わが美しき故郷よ」と題した詩を、雑誌、自身のブログにて発表。その詩は、被災した人たちだけでなく、全国の人々の心に届き話題となった。
――「The Covers」に出演の感想をお聞かせください。
フル尺に近い感じで、4曲を歌わせていただきました。しかも、1曲ずつセットを変えていただいて、興奮しました。やりたいようにさせてもらえて、すごくありがたかったです。
――司会のリリー・フランキーさん(畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツが'07年に発表したアルバム『わたしのうた』収録曲「Somethin’ stupid」で共演)はいかがでしたか?
今回はわりと話せたかなと。というのもリリーさんのファン過ぎて、すべてがめちゃタイプなんです(笑)。格好良すぎて、普通にしゃべられなくなっちゃうんですよ。
――番組で歌った4曲の選曲理由について教えてください。
「かもめはかもめ」はリリーさんのリクエストですね。「シクラメンのかほり」は番組の構成上、少ない楽器でもできる曲ということで選びました。「おんな港町」はサックスが入り、グルービーな感じで、勢いがつくのではないかと思って、最後にオリジナル曲の「歌で逢いましょう」を選びました。
――視聴者に見どころ、聞きどころをお願いします。
歌や演奏はもちろんですが、歌謡曲の歌詞の素晴らしさを堪能してください。
――話は変わって、9月3日に発売したアルバム「歌で逢いましょう」についてお聞かせください。
数年前に歌謡曲ばかり歌う「歌謡曲ナイト」という企画のライブをやっていて、いつか歌謡曲のアルバムを作りたいとは思っていました。プロデューサーの沢田穣治さんとの巡り合わせで実現しました。歌謡曲の持っている魅力や良さが新たに出るようなアレンジをしてくださる方は沢田さんしかいないと思いました。
――1曲目の「シクラメンのかほり」から最後の「歌で逢いましょう」まで聴くと、全体が一つの物語のような構成で、個人的にシャッフルしないで聴いてほしいと感じました。
そう言っていただけると、すごくうれしいです。ただのカバー企画にしたくなかったので、そう感じていただけたらこっちのもんですね(笑)。
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