皇后陛下が「蜩ノ記」をご高覧、役所広司「不動の姿勢で映画を見たのは初めて(笑)」

2014/09/11 14:57 配信

映画

皇后陛下をお出迎えする役所広司、小泉堯史監督

直木賞を受賞した葉室麟の原作を映画化した「蜩ノ記」(10月4日土曜公開)の東日本大震災復興支援チャリティー試写会が9月10日、東京都内で行われ、役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子、小泉堯史監督が参加。また、映画のメーンとなるロケ地が岩手・遠野市ということから皇后陛下もご高覧される運びに。皇后陛下と共に作品を鑑賞した役所は「不動の姿勢で映画を見たのは初めて」と緊張ぶりを明かし、岡田も「映画やドラマのことまで褒めていただき、幸せな日だった」と感慨深げに話した。

皇后陛下の隣席に座った役所は、上映の前後にも皇后陛下と言葉を交わしたと振り返り、「緊張しちゃって…、皇后陛下が座った瞬間に『大きな画面ですね』とおっしゃったのですが、僕はしどろもどろで、『もうちょっと大きくなると思うんですが、きょうはこの画面でやるのだと思います…』なんて、わけの分からないことを言ってしまって(笑)。皇后陛下には、映画を食い入るように見ていただけて本当に幸せでした」とにっこり。岡田は「名前を呼んでくださっていたことにびっくりして…そのあと何を話したらいいか分からなくなった」と感激の表情を見せた。また、小泉堯史監督は、「一人一人にも感想を述べていただけて…映画のことも詳しくご存じで、本当に映画のことがお好きなんだなと感じました」と語り、他の出演者も高揚した様子で貴重な経験をかみ締めていた。