9月10日に東京・赤坂BLITZにて、プロ・アマチュア、芸歴問わず、所属事務所の垣根を越えて“コント芸日本一”を決め、10月13日(月・祝)にTBS系で生放送される「キングオブコント2014」のファイナリスト10組の発表と、決勝戦でのネタ披露の順番決めが行われた。
7回目となる今回は、エントリー総数2810組の中から71組が準決勝に進んだ。9月9日、10日の2日に分けて行われた準決勝では、決勝進出を懸けて芸人たちがコントを披露。全組のネタが終わると、セミファイナリストの芸人たちが再び会場に集められ、あべこうじと吉田朋世アナの司会のもと、坂本義幸プロデューサーより決勝に進む芸人たちが読み上げられた。呼ばれたのは、リンゴスター、犬の心、ラブレターズ、バンビーノ、ラバーガール、アキナ、巨匠、チョコレートプラネット、そして3年連続決勝進出となるさらば青春の光の10組。初進出はアキナ、犬の心、巨匠、シソンヌ、バンビーノ、リンゴスターの6組となる。
最初にトリオ芸人のリンゴスターの名が読み上げられると、会場にはファンと他の芸人らの驚きと歓喜の声が響いた。芸歴4年目、4回目の大会出場にして決勝に初めて名乗りを上げた本人たちも、動揺を隠せない様子で、メンバーの一人である小川裕史は泣きながら壇上に上がった。また、その後に呼ばれた芸歴17年の犬の心のツッコミ・いけや賢二も初の決勝進出に堪えきれない涙に声を詰まらせながら、「うれしい、娘と嫁に伝えたい」と喜びを口にした。そして、バンビーノのツッコミ・石山大輔は、まさか名前を呼ばれるとは思わず、おにぎりの配達のアルバイトを入れてしまっていることを明かした。さらに、2回目の決勝進出となるチョコレートプラネット、ラバーガール、ラブレターズは、それぞれが1回目の進出以降、準決勝止まりだったことに対し伸び悩んでいたことを告白。さまざまな思いと喜び、驚きと涙に満ちたファイナリスト発表となった。
ファイナリスト発表後、決勝のネタ披露の順番決めが行われた。昨年まで全組が2回ネタを披露し、その合計点数で優勝者が決められていたが、今年から決勝のルールが改定され、ファーストステージは10組が5ブロックに分かれ、「どちらのコンビが面白かったか?」という一騎打ち形式で、5枠しかないファイナルステージを目指していく。この順番決めではファーストステージの対戦相手が決まるため、今までにない緊張感が会場を包み、エントリーナンバー順に番号の書かれたボールを引くたびにどよめきが沸いた。その結果は以下の通り。
1.シソンヌ×2.巨匠
3.ラバーガール×4.リンゴスター
5.バンビーノ×6.さらば青春の光
7.ラブレターズ×8.犬の心
9.チョコレートプラネット×10.アキナ
「ラバーガール×リンゴスター」は“人力舎の先輩後輩対決”となり、芸歴13年目で先輩のラバーガールの大水洋介が「先輩後輩関係ない!」と威嚇をすれば、芸歴4年目のリンゴスターは声をそろえて「胸を借りるつもりでいきます!」と意気込んだ。また、「シソンヌ×巨匠」の平均年齢30歳以上の“おっさん対決”、「チョコレートプラネット×アキナ」の“吉本の先輩後輩対決”など、見どころのある対戦カードとなった。
決勝ではダウンタウン司会の下、惜しくも決勝進出できなかったセミファイナリスト101人が審査員となって7代目のキングオブコント王者が決まる。この10組の中からエントリー総数2810組の頂点に立ち、“キングオブコント2014王者”の称号と優勝賞金1000万円を勝ち取るのは一体どの芸人なのか!?
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