絶滅危機の生物や大自然のドラマを描く大自然ドキュメンタリー番組「NHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園』」のシーズン2が、10月11日(土)からNHK総合で放送される。これに先立ち、ナビゲーターの福山雅治が同局で会見を行い、番組の見どころや実際に訪れた各国の大自然の印象などを語った。
本作は'11年に放送された第1シリーズに続き、福山が東アフリカ、ナミブ、中央アメリカ、インドなどの“ホットスポット”を訪れ、貴重な大自然や生き物たちを記録する番組。撮影のための機材も前回から変わり、ハイビジョンカメラ4倍の解像度を持つ4Kカメラや、小型無人ヘリコプターによる空撮などが行われ、これまでにない美しい映像で放送される。10月11日(土)の「プロローグ」、12日(日)の第1回から、'15年3月15日(日)の第6回までが予定されている。
福山は今回の旅で印象的な出来事について「ヘリコプターで砂漠を空撮したのは本当にすごい映像に仕上がっています。何度もヘリコプターが旋回して、本当に大がかりな撮影でした。それとマウンテンゴリラはかなりインパクトがありました。『ゴリラと遭遇したら、目を合わせないで背中を向けてください』って言われていたので、実際に来たときは目をそらしていました。だから近くでゴリラは見ていません。そういうジレンマがありました」と振り返り、笑いを誘った。
また、「ハシビロコウという動かない有名な鳥を見つけたんですが、なんで動かないかというと、獲物を待ち伏せしているからです。水面に上がってくる魚を待っているんですけど、かなり長い時間見ていました。最後、捕食しているシーンを写真に収めることができたんですけど、ハシビロコウが捕食している画像はネットで検索してもほとんど出てこないんです。これはすごいなと、どこかに投稿しようかなって思いました(笑)」と驚きの体験も告白した。
さらに、今後行ってみたい“ホットスポット”について「番組をやってみて初めて知ったんですが、日本も全土が“ホットスポット”として指定されているんです。日本の国でまだまだ知らない事がたくさんあります。番組で行ったのは沖縄・西表と奈良の観光地だけなので、日本国内のことをもっともっと知りたいですね」と今後の希望を語った。
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