月9「信長協奏曲」に山田孝之!“悪人”秀吉を演じる!!

2014/09/16 10:30 配信

ドラマ

10月13日(月)スタートのドラマ「信長協奏曲」で、信長の家臣で後の木下藤吉郎、そして豊臣秀吉となる伝次郎を演じる山田孝之

10月13日(月)スタートの新ドラマ「信長協奏曲」(フジテレビ系)に山田孝之が出演することが分かった。

同作は、戦国時代にタイムスリップした高校生・サブロー(小栗旬)が、織田信長(小栗・2役)に成り代わって天下統一を目指す物語。山田は、信長の家臣で、後の木下藤吉郎、そして豊臣秀吉となる伝次郎を演じる。起用理由について村瀬健プロデューサーは「映画や深夜ドラマで圧倒的な存在感を見せつける山田さんの姿を見るたびに、山田さんに演じてもらうにふさわしい役を作れる時が来たら必ず声をかけたいと思っていました。特に『闇金ウシジマくん』('10年・'14年、TBS系で放送。'12年・'14年に映画化)や『その夜の侍』('12年)などで山田さんが演じたような、とんでもなく恐ろしい悪人キャラクターが登場する時には、絶対にオファーしたいと思っていました。今回がまさにそれです。農民から天下人にまで上り詰め立身出世の代名詞のように言われる豊臣秀吉のモチベーションが、実は織田信長に対する憎しみからきていた、という原作の斬新な設定を読んだとき、この秀吉を演じてもらうのは山田さんしかないと思いました」と明かした。そして、小栗とも「(伝次郎役は)山田孝之さんしかいない」と意見が一致し、山田と親交の深い小栗から、山田に電話をかけたのだそう。

山田のコメントは以下の通り。

――「信長協奏曲」への出演が決まった際の気持ちを聞かせてください。

決まったのは、昨年、(小栗)旬くんから電話がかかってきて、「来年、ドラマをやるから、出てよ」と言われたことからですね。「原作、面白いから読んどいて」と言われたので、読んでみたら本当に面白くて。旬くんから「(プロデューサーと相談した上で)秀吉でお願いしたい」と言われていたので、旬くんに電話して「いいよ~、やろうか」と。原作を読む際に、旬くんをサブロー、秀吉を自分に置き換えて読んでいたので、「秀吉でお願いしたい」と旬くんから言われていたことについては「なるほど、分かるなぁ」と。秀吉は表情などがすごく分かりやすいので、旬くんはこれを求めているのかと思い、「じゃあ、やろうかなぁ」と。

――「信長協奏曲」の原作とドラマの台本、それぞれの印象を教えてください。

原作は設定が面白いですし、ドラマの台本は、結構思い切って原作から変えてきたなぁと思いました。原作を映像化する際は、そのままやるのでは意味がないと思っています。映像だからこそできること、やらなきゃいけないことがありますし、半面、漫画だからこそ成立して、映像では成立しないこともたくさんあると思います。

――伝次郎は、ダークな要素を持ち合わせていますが、これから演じる上で、心掛けていることなどがありますか?

完全に悪役ですよね。秀吉が最終的にどうなるかについては分かっていることなので、それまでの過程をどう見せるのかという点がメーンになると思います。信長の前で見せる表情と、それ以外の場所で見せる表情の違いというところに一番集中して演じたいと思います。

――親交が深い小栗旬さんとは、映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」('12年公開)以来の共演となりますが、楽しみにされていることなどがあれば聞かせてください。

映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」も、今回の「信長協奏曲」と全く同じで、旬くんから電話があって出演が決まりました。旬くんが演じる信長と一緒にいる時と、そうでない時に、秀吉には表と裏の顔があって、ある意味分かりやすくそれを見せると思うので、演じていて楽しいと思いますね。信長が目の前に現れた時は、すごく調子よくニコッとしておいて、いなくなった瞬間に「絶対に織田家を滅ぼしてやる、信長を殺してやる」と思うわけですから、そのギャップは楽しめると思います。旬くんはサブローと信長を一人二役で、しかもカットバックで演じたりするので、演じた後で「うぁ~、キツい」と疲弊している様子を見たいです(笑)。キツいですけど、自分でその差をいかに出せるのかという挑戦でもあるので、旬くんも楽しめると思いますし、だからこそ演じたくなったんだと思います。二役ではないですが、秀吉も表と裏の顔があるという意味では似ているので、僕自身も楽しみたいです。

――ゴールデンタイムのドラマは「タイヨウのうた」('06年7月クール、TBS系)以来8年ぶり、“月9ドラマ”は「ランチの女王」('02年7月クール、フジ系)以来12年ぶりの出演となります。

撮影前の本読みなどで、かなりのスターキャストの皆さんが集まりますよね。「うわっ、主役がいっぱいいる」という感じですね。昔から、「大河ドラマ」や「月9ドラマ」について聞いてきていたので、「月9、出るんだなぁ、いいのかなぁ」という感覚です。「月9ドラマ」には、ヒット作にしなければならないという気持ちが相当強い枠というイメージを持っています。

――放送を楽しみにしている山田さんのファンの皆さん、また原作ファン、ドラマファンの皆さんにメッセージをお願いします。

今回の「信長協奏曲」は、原作、アニメ、ドラマ、さらには映画もあるので、それぞれの場で、作品がどのように変化していくのかを楽しみにしてほしいです。

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