金網に囲まれた八角形のフィールド“オクタゴン”で行なわれる世界最高峰の総合格闘技大会、UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが“最強”を目指しリアルファイトを繰り広げている。そんなUFCの日本大会が3年連続でことしも開催。埼玉・さいたまスーパーアリーナで、アンダーカード含め全12試合が行われる。
メーンカードはマーク・ハントvsロイ・ネルソンのヘビー級マッチ。3年連続の来日となった元K-1王者・ハントだが、'13年は鮮烈なKO勝利を収めた。だが、現在は2試合連続で勝ち星から遠ざかっている状態。そんな中、UFCでの7勝はすべてKOという強豪ネルソンを相手に、ハントが3試合ぶりの勝利を目指す。
また、今大会は10人もの日本人選手も出場。初代PRIDEライト級チャンピオンの五味隆典は、総合格闘技13戦全勝のマイルズ・ジューリーとセミファイナルで激突。ここ4試合連敗中の秋山成勲は、TUF11出身のカイル・ノークと対戦する。女子バンタム級では、アジア人女性としてUFC初挑戦となる中井りんが総合格闘技17戦無敗の戦績を引っ提げ、ランキング3位のミーシャ・テイトとの対決を迎える。ほか、佐藤豪則、国本起一、菊野克紀らの出場が予定されている。
なお、当日の模様はWOWOWライブで生中継。解説に高阪剛、稲垣收、堀江ガンツ、実況に高柳謙一、西達彦という布陣に加え、MCに玉袋筋太郎(浅草キッド)、ゲストに石垣佑磨、アシスタントMCに安田美沙子が決定した。さらに、現在UFCに参戦中の川尻達也、過去UFCで活躍した宇野薫もゲストとして登場する。玉袋は今大会の開催にあたり「戦え究極戦士たち!!燃えろ!オクタゴン!!9.20括目せよ!!」と意気込みを見せている。
■「UFC JAPAN 2014」対戦カード(メーンカードは5分5ラウンド、それ以外は5分3ラウンド)
ヘビー級「マーク・ハントvsロイ・ネルソン」元K-1王者ハントと、ミルコ・クロコップやアントニオ・ホドリコ・ノゲイラをKOした剛腕ネルソンの殴り合いがメーンを飾る
ライト級「マイルズ・ジューリーvs五味隆典」14戦全勝のジューリーを相手に、五味は「スカ勝ち(KO勝利)」成るか?
ウェルター級「秋山成勲vsカイル・ノーク」バラエティーやドラマでおなじみの秋山が、2年7か月ぶりの“戦場”に立つ
女子バンタム級「ミーシャ・テイトvs中井りん」『有吉反省会』(日本テレビ系)でバラエティー解禁となった“セクシーファイター”中井。勝てば、次は絶対王者ロンダ・ラウジーに挑戦かも!?
ウェルター級「国本起一vsリチャード・ウォルシュ」UFC2連勝の“ストラッサー”起一が、オーストラリアのストライカーと激突する
フライ級「堀口恭司vsジョン・デロス・レイエス」山本“KID”徳郁の愛弟子、堀口のUFC3戦目。現在ランキング14位、見事な勝利でランクアップを目指す
バンタム級「アレックス・キャセレスvs金原正徳」かつて山本“KID”徳郁に勝利し、戦極で大活躍したオールラウンダー・金原が試練のUFCデビュー戦を迎える
フェザー級「菊野克紀vsサム・シシリア」“世界のTK”こと高坂剛の弟子、菊野がフェザー級での初試合を行う。沖縄拳法空手の修行に励む菊野が、UFCの常識を超えた戦いっぷりを見せられるか?
ウェルター級「イム・ヒョンギュvs佐藤豪則」ことし2月、桜庭和志の弟子でパンクラス・ウェルター王者の佐藤がUFCデビュー戦で秒殺された。佐藤にとってこの日韓戦はまさに正念場の一戦となる
バンタム級「田中路教vsカン・ギョンホ」ことし6月に判定勝利でUFCデビューを飾った田中が凱旋。この日最初の日韓戦は寝ワザ師同士のバトルだ
ライト級「徳留一樹vsジョニー・ケース」この日のセミファイナルである「五味隆典vsマイルズ・ジューリー」。徳留は五味の後輩、ケースはジューリーの弟子にあたるという因縁めいた戦い
フェザー級「マキシモ・ブランコvsダン・フッカー」『真騎士』のリングネームで戦極やパンクラスで活躍したブランコが古巣・日本にカムバック。かつて見せた“問答無用の強さ”を発揮できるか?
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