小林薫「深夜食堂」連ドラ&映画に自信も『主役感がない』

2014/09/25 18:24 配信

ドラマ

ドラマ「深夜食堂 3」も引き続き、マスター役は小林薫

10月にスタートする深夜ドラマ「深夜食堂 3」の取材会が9月24日、東京都内で行われ、主演の小林薫と松岡錠司監督が登場した。

「深夜食堂」は深夜0時から朝7時くらいまで開店している食堂「めしや」を舞台にしたドラマ。'09年の第一部、'11年の第二部以来、3年ぶりに連ドラ版が製作され、来年1月31日(土)には映画版も公開される。第三部と映画の製作に関して、松岡監督も「想像してませんでした。こんなに注目を浴びると思っていなかったです」と語り、まさかの評判に驚きを隠せない様子だった。さらに、主人公で「めしや」のマスター役を務める小林は「ここまで行くとは正直思っていなかった」と松岡監督同様驚きを見せつつ、「セットもシリーズごとに厚みが増して、皆さんの演技にも厚みが増した気がする。(ドラマも映画も)両方とも楽しみに見ていただけたら」と作品の出来に自信を見せた。

第一部と第二部を経て、第三部でのマスターの心持ちの変化について尋ねると、小林は「ゲストで来られるお客さんが主役なんですよね。それと『深夜食堂』というタイトルの通り、懐かしい定番の料理が話を紡いでいるので料理も主役だし、セットも『深夜食堂』の世界を支えてくれる主役でもあるので、なんだか主役と言われても主役感があまりないんですよね。お話をそばで見させてもらっているので、視聴者の代表みたいな感じでやらせてもらっているというのが近いかもしれないですね」と苦笑い。

お客さんが持つドラマ、おいしそうな料理、リアルなセットに、もちろんマスターの謎も含めて魅力たっぷりの「深夜食堂」。来年1月に公開される映画「深夜食堂」は、「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」という3つの料理をテーマに、「めしや」の1年間の日々や、これまで明かされなかったマスターの日常などが描かれる。そして、3年ぶりとなる連ドラ版は、松岡監督のほか、「苦役列車」('12年)の山下敦弘監督、「私の男」('13年)の熊切和嘉監督らが参加し、TBS、MBS、RKBにおいて10月から放送される。

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