10月18日(土)夜9時から土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 '14秋の特別編」(フジテレビ系)の放送が決定。放送開始24年目を迎える今回は、オムニバス5本に戸田恵梨香、多部未華子、若村麻由美、吉田鋼太郎、神木隆之介、仲村トオルが主演。また今回は“超短編”の5作品が登場し、宮根誠司、大久保佳代子らが主演する。ストーリーテラーは今回もタモリが務める。オムニバス各話のあらすじは以下の通り。
「ファナモ」(主演=戸田恵梨香)…温子(戸田)は恋人・拓也(平山浩行)との結婚を父親に反対されていた。その原因は、拓也が“ファナモ”に変えた人間だからだった。“ファナモ”とは、臭いのない無機質な黒い棒。これが「ウンコ」に代わる次世代排泄物で、2025年現在多くの人が“ファナモ”に移行している時代。温子は拓也から「早く“ファナモ”に変えるべき」と説得されるが、温子はためらっていた。
「サプライズ」(主演=多部未華子)…IT会社の契約社員・優希(多部)は、友人のバースデーに“サプライズ”演出を仕掛け、大成功を収める。そんな“サプライズ”好きな優希だが、付き合って3年になる恋人・健斗(馬場徹)からは記念日にサプライズ祝いをしてもらったことがない。優希は、「私もサプライズされてみたい」と健斗に告げてみると…。
「冷える」(主演=若村麻由美)…スーパーのパートをしている主婦・頼子(若村)は、スーパーの店長や同僚、夫や子供からもあまり必要とされていないのではないかと感じる日々を過ごしている。ある日、頼子は大型冷蔵庫の中で冷凍食品の在庫確認の残業を押し付けられる。作業をしていると、外からドアが閉められてしまう。
「未来ドロボウ」(主演=吉田鋼太郎、神木隆之介)…就職がなかなか決まらない大学生・直輝(神木)は、日々の生活に不満を持っていた。一方、成功して財をなした大脳生理学者・大葉(吉田)は、病に伏していた。直輝は、大葉の金銭的に豊かな生活を、大葉は直輝の若さを欲していた。そんな2人がある日出会い、ある“契約”を結ぶ。
「走る取的」(主演=仲村トオル)…中年サラリーマン・信田(仲村)と後輩の亀井(音尾琢真)が居酒屋で軽口をたたき、共通の知り合いをやゆしていた。それを自分のことだと店に居た取的(相撲取り)が勘違いし、店を出た二人を追いかけてきた。恐怖を感じた男たちは、取的から逃げようとするが…。
各主演俳優はそれぞれ、「初めは少し分かりづらい話かな?という印象があったんですが、(台本を)読んでいくうちに、ある意味とても現実的だと感じました。私も、普段生活している中で、世の中が変化していくことへの違和感はどこかで覚えていたので、“ファナモ”という表現の発想が面白かったです」(戸田)、「“サプライズ”という一見楽しく喜ばせるものが、どんどん不気味になっていくさまが面白いと思いました」(多部)、「(台本を)結末まで読んでみて、なるほど!と思う作品です。今回は…体を張って頑張りました。ちょっぴりおかしくて、哀しいお話です」(若村)、「今回の役は、すごいハードルが高い設定。自分の中で役作りをきっちりしないと面白く見えない。大変難しい設定なので自分にできるのかな?でもやってみたいな、やりたいな、できるといいな、と思い(笑)、ちょっとドキドキしています」(吉田)、「心に熱いものがグッと来る作品だなと思います。僕たちが日々感謝しなければならない日常のありがたさや、人の優しさを感じ、(台本を)読んでいて感動して泣きそうになりました」(神木)と楽しんで演技に臨んだ様子をコメントしている。
また、プロデュ-サー・後藤庸介氏は「24年続いている歴史の中でも、今作は最高傑作の一つだと言っていいと思います。原点回帰をテーマに、人智を超えた“怖くて、不思議で、どこかポップな”物語を作りました。超短編も含めた10作品。絶対に予想できないラストを用意して待っています。ぜひ見てください!」と力強くアピールした。
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