林家木久扇「笑点」復帰! 歌丸『もう一回入院したら(笑)』

2014/09/28 13:05 配信

バラエティー

「笑点」に復帰を果たした林家木久扇(写真手前右)と大喜利メンバー

毎週日曜、日本テレビ系にて放送中の「笑点」。初期の喉頭がん治療のため、同番組の出演を見合わせていた林家木久扇が、9月27日に東京・後楽園ホールにて行われた公開収録で復帰を果たした。

人気コーナーの大喜利で、司会の桂歌丸ら大喜利メンバーと共に登場した木久扇に、会場からはひときわ大きな拍手と歓声が。メンバー紹介時のあいさつでは、「メンバーの皆さん、席を空けて待っていていただいてありがとうございました。全国の皆さんからもたくさんの応援やお手紙をいただきました。元気に帰ってまいりました。これから面白いことたくさん言います!」と語り、メンバーからも温かい拍手が送られた。

大喜利では、この日の収録が10月19日(日)の77歳の誕生日に放送されるとあって木久扇にちなんだお題なども出される。がんの影響を感じさせないしっかりとした声で回答する木久扇だったが、持ち前の“おとぼけキャラ”には磨き(?)がかかり、お題の段取りを無視する一幕も。そんな姿に歌丸は「木久ちゃん、遠慮しなくていいからもう一回入院してみたら?」とツッコみ、会場の笑いを誘っていた。また、「あたしバカよね~♪」「いやん、ばか~ん♪」といったおなじみの“歌ネタ”も披露し、会場を大いに沸かせた。

収録後の会見では、木久扇本人から病状と治療に関する報告も。早期の発見となったため大事には至らず、約2カ月にわたる放射線治療のみで病状が「完治」したことで、今回の復帰となった。治療に関して「(医者の)先生に聞いたら、放射線治療の機械が10億円もするんですって。相当お金がかかるんじゃないかと思っていたんですが、タダだったんです。気が小さいもんですから、10億円に申し訳ないと思って早く治っちゃったんです」とコメントし、報道陣を笑わせた。

大喜利メンバーも木久扇の復帰にホッとした様子。歌丸は「最初に喉頭がんと聞いた時は本当に驚きました。タバコも吸わないのになんで喉頭がんになったんだろうって。本人はストレスとかいろんなことを言ってましたが、お医者さまは本当のがんのもとを伝えてないんですね。本当のがんのもとは、番組の中で歌う『ミネソタの卵売り』なんです。ですから、番組ではできる限り歌は禁止しようと思っています」と宣言。これには木久扇も苦笑いしきり。

また、三遊亭圓楽は「やっとファミリーがそろいました。これで一安心ということで。「笑点」も(2年後の)50周年に向けてスタッフも充実してまいりました。舞台そでには看護師さんも常駐していますし、プロデューサーさんからは健康保険証の写しとお薬手帳を提出するように言われております。若手のスタッフはAED(自動体外式除細動器)の訓練も受けましたし、スタッフ一丸となってバッチリ50周年を迎えられると思います。あとは、山田(隆夫)くんの心配だけでございます」と、自身のキャラクターを生かしたブラックなコメントで笑わせていた。

なお、今回の収録の模様は10月19日(日)と26日(日)に放送される。

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