ハリー杉山が熱弁する“エレガンドロ”な魅力とは!?傑作英国ドラマを続々放送!

2014/09/30 14:36 配信

ドラマ

ユニオンジャックのジャケットで登場したハリー杉山

「名探偵ポワロ」などの名作ドラマで有名な英国itvのドラマシリーズを放送する「英国テレビ文庫『itvコレクション』」が10月よりイマジカBSでスタート。「セルフリッジ 英国百貨店」などの大ヒットドラマが登場する。

放送開始を記念したトークショーにハリー杉山と翻訳家兼ライターの柏木しょうこが出席し、イギリスを愛する二人が英国ドラマの魅力を語った。

学生時代をほぼイギリスで過ごしたというハリーは「イギリス人ってすごくディテールにこだわるオタクな一面がある。ネクタイの結び方について3時間くらい討論したこともあります。一つのものにものすごく熱くなれるんです」と語ると、柏木も「オタクというか職人気質というか、常に暗い(笑)。探偵ものでも事件が解決してハッピーエンドなはずなのに、なぜかみんな曇り顔」と応じる。

アンニュイな魅力が漂う英国ドラマをイギリス版の昼ドラだと言うハリーは「ドロドロしているんですけど、見ていて気持ちがいい。言うなればエレガントドロドロ!名付けてエレガンドロ!」とおかしな造語でアピール。そんな英国ドラマの主人公の魅力について「お金持ちでもイケメンでも、どこか不器用な一面がある」と二人は声をそろえる。“みんなが憧れるヒーロー”ではなく、“インテリジェントだけど不器用”な主人公は英国ドラマでは“あるある”のようだ。「クセというか、そういうものがどのキャラクターにもある。人間臭いんですよね」としみじみ語った柏木は、男性中心の警察組織で孤軍奮闘する女性刑事を描いた「第一容疑者」の主人公を例に挙げる。「個人的には女刑事ドラマの歴史を変えた作品だと。それまでアメリカなどでは“一生懸命な頑張り屋さん”みたいな主人公が多かったけど、『第一容疑者』の女刑事は自分のこだわりを曲げないからものすごく性格が悪い。でも人には見せない孤独もあったりして」と熱弁。

さらに、ロンドンの有名デパートを舞台にした日本初放送の「セルフリッジ 英国百貨店」の話題になると、「ロンドンに行ったら必ず寄ります。英国の食材を楽しみたいときはセルフリッジの食品売り場がオススメ」と柏木が興奮気味に語る一方で、ハリーは(セルフリッジは)憧れの場所だったけど、当時13歳の僕には敷居が高すぎました。そわそわして早く店から出たかった記憶しかない」とほろ苦い思い出を振り返った。

米国ドラマとはまた一味違う魅力が詰まった英国ドラマ。衣装やセットなどのディテールにもオタクなこだわりが満載だ。