ワインのような熟成された渋みが出てきた!?大泉洋が新作映画で見せた”かっこ良さ”

2014/10/01 11:37 配信

映画

優しさがにじみ出る気さくな笑顔も魅力的ヘアメーク:白石義人(ima.)、スタイリング:九(Yolken)

北海道・空知(そらち)を舞台に理想のワイン作りに励む兄と小麦を育てている弟、そしてふらりと現れた不思議な女性が織り成す心温まるドラマを描いた映画「ぶどうのなみだ」。主役を演じた大泉洋が映画について語った。

主人公・アオは音楽家としての挫折、父親や弟との葛藤を抱えながらもワインに情熱を注ぐ複雑な心情を持った男。「三島有紀子監督からストイックで不器用な男でいてくださいと求められました。間違ってもご飯を食べすぎて太るとか、撮影の前の日に飲みすぎてむくんでしまうのはやめてくださいと(笑)。僕自身食べることが好きですし、撮影中子供に会えないストレスが食べることに向かってしまい、そういう意味で過酷でした。結局は食べてしまうので撮影中は夜中に走ってました」と大泉が役作りの苦労(!?)を打ち明けた。

美味しそうな料理や3人を取り巻く人々との温かい触れ合いなど見どころがいっぱい。その中でも大泉が好きなシーンは「昔の少女漫画みたいですが、アオが雨でびしょ濡れの(安藤裕子演じる)エリカに家のお風呂を貸してあげて、彼女が風呂上りに彼のシャツを着て出てくる。非常にベタな展開なんですが、男ものの服を着て出てくる安藤さんが美しくて、いいシーンでしたね」とロマンチックなシーンを挙げてくれた。

今までにないほどのかっこ良さに取り組んだ大泉。「三島監督は僕の顔にこだわって、きれいに撮りたいのであまり不細工な顔はしないでくれと言うんです。面白い顔をしてくれって言われたらいくらでもできるんですけど(笑)。かっこ良くいてくださいっていう注文はむずかしかったですね。でも監督はカットを取るたびにかっこいいですって言ってくださって。これ、ついにきたんじゃない?みたいな。もういっしょに鍋をしたい有名人とかそういうランキングじゃないな、これはって。いよいよ結婚したい有名なとかじゃない?って現場で笑ってました(笑)」という大泉の演技は映画を見てのお楽しみ。

もし、ブドウがよく育つようにブドウ畑のブドウに音楽を聞かせるなら?「『本日のスープ』『ナックスハリケーン』『ビーチドリーマー』…、新曲の『バカね』。私の曲であればだいたいはまるんじゃないかな(笑)。『君には』もいいかも」と大泉らしいユーモアで切り返してくれた。

CS放送のチャンネルNECOでは「ぶどうのなみだ」公開記念として「グッモーエビアン!」など大泉の出演作品を特集。チャンネルNECOのオリジナル番組「直CUE!勝負 第3回戦 たまにはのんびりしたっていいべさ」の#5ではゲストに大泉を迎え、映画の舞台を訪ねる。また、「映画『ぶどうのなみだ』公開記念スペシャル」で出演者のインタビューや映画のメーキング映像を放送。