市川海老蔵が11月14日(金)~16日(日)に行うシンガポール公演、来年4月の東京公演など2~4月まで全国17都市で行う特別公演「源氏物語」の制作発表会が9月30日に都内で行われ、海老蔵が登壇した。
11月14日(金)~16日(日)にシンガポールのマリーナベイサンズ・マスターカードシアターで行われる「シンガポール公演 JAPAN THEATER『古典への誘い』」は、日本の伝統文化を知ってもらうため、落語や能楽と共に海老蔵と市川福太郎が歌舞伎舞踊「連獅子」を披露する。海老蔵は「今までアジアでの興行を考えていなかったんですが、シンガポールの力強さ、これからもどんどん伸びていきそうな国に便乗して私も伸びていきたいなと思って選びました」と、アジアの中でシンガポールを選んだ理由を語った。そして、「シンガポール公演は、比較的自力で興行を行っていこうと思っております。今後、海外公演が歌舞伎もしくは日本の伝統文化が進んでいく上で一つの新しい形になればいいなと思っていますので、私としても非常に力を入れて進んで行かなければならないと思います」と意気込みを語った。
また、'15年4月8日(水)、9日(木)に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで行われる東京公演など、'15年2月28日(土)~4月9日(木)に全国17都市で「市川海老蔵特別公演『源氏物語』」を行うことも発表。ことし4月に京都・南座で上演し好評を得た「歌舞伎」「オペラ」「能」を融合させた新しい「源氏物語」を全国で披露する。オペラ歌手の“歌”が厳かに響き渡る中、歌舞伎の“舞”、美しさを追求した能が持つ“幽玄”が加わり、これまでにない幻想的な舞台が展開される。5歳の時の“初お目見え”の舞台が「源氏物語」だったという海老蔵は、「祖父・十一代目團十郎が大当たりした役とうかがっていて、私も5歳の時の初お目見えで『源氏物語』の舞台に立たせていただいたんですが、今でも鮮明に覚えています。そして今、5歳のころには想像できない変化をしていて、私にとって縁のある演目だなと思います」と、演目に対する思いを語った。さらに、「大都市の舞台になかなか来られない方のところにこちらから伺って、新しい形の上での舞台というものをより多くの、普段なかなか移動できない方々に見ていただきたい。体調管理に気を付けていきたいと思います」とアピールした。
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