tvkほかにて10月より放送がスタートしたドラマ「実在性ミリオンアーサー」は、スマートフォン向け人気カードRPGゲーム「拡散性ミリオンアーサー」が原作のドラマ・バラエティー作品。
出演者全員が女優・女性タレントの本作は“ガールズエンターテイメント”と銘打ち、ゲームキャラクターにふんした女の子たちがドラマだけではなくダンス、歌、殺陣、シチュエーションコメディーに挑戦。人気ゲームのドラマ化とあって制作発表時にはウェブを中心に話題を呼んだ。
さらにスタッフ陣は監督の住田崇や脚本のオークラら、'10~12年に放送されていた人気バラエティー「戦国鍋TV -なんとなく歴史が学べる映像-」(tvk)を手掛けていたメンバーが集結。先日放送された第1話でも早速歌パートでオリジナル曲「王のUTSUWA」が披露され、まさに「戦国鍋TV」さながらのなんでもありの内容になっている。
そこで、今回は本作でメーンキャラクターを演じる楠世蓮、藤嵜亜莉沙、水越朝弓、そしてルウトの若手女優4人にインタビュー。ゲーム原作の異色ドラマの“ナチュラルハイ”な思い出を語ってもらった。
――今回、役が決まったときの感想を教えてください。
藤嵜亜莉沙(アーサー -技巧の場-役):私は参加したときから技ーサー(アーサー -技巧の場-)をやりたかったのでうれしかったです。
楠世蓮(アーサー -剣術の城-役):私は(オーディションに)受かんないだろうなって思っていたんですよ。そしたらまさかの剣サー(アーサー -剣術の城-役)を頂いて…いまだに信じられないぐらいです。
ルウト(モードレッド役):いまだに?(笑)。
楠:いまだに(笑)。意外だった分、うれしかったですね。
水越朝弓(アーサー -魔法の派-役):私も亜莉沙さんと同じで、最初から魔ーサー(アーサー -魔法の派-)になりたいと思っていました。最初私は魔ーサーのせりふを読む予定はなかったんですけど、無理にお願いして読ませてもらっていたので、決まったときは本当にうれしかったです。
――オーディションはどんな雰囲気だったんですか?
藤嵜:あんなオーディションは初めてだったよね。
ルウト:そうそう。
藤嵜:すごく広い部屋で、女の子が本当にたくさんいたんですよ。
水越:あと金色のものとか、いろんな色のウィッグがありました。
楠:私、ウィッグ何個も被ってみた!
ルウト:せりふ読みも殺陣もやって。
藤嵜:あと「決めポーズ取ってみて」とか(笑)。若干のむちゃぶりもあったけど楽しかったですね。
楠 オーディション自体も、ピリピリしてるわけじゃなく、むしろあんなアットホームなオーディションは参加したことがないです(笑)。
ルウト:オーディションで作品に対する興味もより湧いてきました。絶対参加したい!と思いましたね。
水越:そうですね。あのオーディションは楽しかったなあ。
――撮影はどんな感じで行われていたんですか?
藤嵜:歌とかコント以外は背景がCGだから全部グリーンバックで撮影していました。全然想像つかないままやっていました。
楠:いろんなことやったよね。だから完成品を見たときに、たくさんCGが付いていたことがビックリしました(笑)。
藤嵜:撮影では特別なメークとかしてないのに、CGで顔に影とかが付いていたりしているんですよ。
ルウト:科学の力はすごいです。
――監督からはどんな指示を受けていましたか?
藤嵜:演技指導で「アニメっぽくやって!」って言われたのは人生で初めてで印象に残っています。
水越:私は「ただ真剣にやればいい」と言われました。「ドラマ・バラエティー」だけど、ふざけたりせずにただ真剣にやってほしいって言われていました。
楠:私たちの間では「とにかく真剣に」が合言葉になっていたよね。
ルウト:時間を追うごとにみんな勝手に必死になっていくんですよ
藤嵜:最後にはみんな、ただ必死になってるんだよね。
――なるほど。現場は女性ばかりだと思いますが、共演者とはどんなやりとりをしましたか?
楠:もうずっと大盛り上がりでした!
ルウト:みんなナチュラルハイだったんだと思います。終わらない学園祭にいるみたいでした。
藤嵜:撮影は本当に朝から夜までやっていたんです。撮影前に練習はしっかり重ねてはいたんですけど、現場での撮影は本当に短期間で。しかも始発時刻にロケバスに乗って現場まで揺られて、そこからずっと帰るまで撮影で。女の子ばかりでそんな状態だから、一度テンション上がっちゃうと収拾がつかないですよね。
ルウト:もはや、収拾って言葉の意味をみんな分かってないですから(笑)。
藤嵜:ははは。衣装もずっと着たままで、男装している女の子はやっぱり人気者になるし、本当に学園祭みたいでした。
――シチュエーションコメディーにも挑戦されました。
藤嵜:そうですね。原作とキャラはそのままで、原作とは全然違うことやっているから面白かったです。
楠 シュールだよね。
ルウト:楽屋で話題になったこととかも、せりふに採用されたりするんですよ。
藤嵜:「これ楽屋で言ってたじゃん!」ってみんなで笑っていました。
楠:でもすっごい楽しかったなあ。なんて言ったらいいのかわからないですけど、とにかく撮影は面白かったです。
――では最後に「実在性ミリオンアーサー」の見どころをお願いします!
ルウト:この作品は全部の中の1回だけを見ても、全話連続して見てもどちらも面白いと思います。また、ドラマと一緒にゲームもやるとキャラクターの細かい設定なんかも分かってきてより楽しめます!
藤嵜:完璧なコメントを言われちゃった(笑)。盛りだくさんな作品だと思います。普通にドラマだと思っていたら…急にシチュエーションコメディーが始まったりするので、どこから見ても面白い作品だと思います!
楠:原作のゲームをやってない人も楽しめる作品になっていると思います。壮大なところもシュールなところもある、新しい形の作品だと思うので、ぜひ見てください!
水越:現場のみんなが撮影では一生懸命頑張っていました。普通の映像作品では見られないものもたくさん出てくると思うので楽しみにしていただけたらと思っています!
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