実用的な青色発光ダイオード(LED)を開発したとして、名城大学・赤崎勇教授(85)、名古屋大学・天野浩教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校・中村修二教授(60)の日本人3氏が'14年のノーベル物理学賞を受賞することが10月7日に決まったことを受け、10月8日の夜に東京・台場のフジテレビ社屋イルミネーション「GLITTER8(グリッターエイト)」を使って“祝 ノーベル賞”の祝福メッセージが流され、フジテレビ社屋の壁面を彩った。
祝福メッセージは青色発光ダイオードにちなんで青色の文字で綴られ、「祝 ノーベル物理学賞 青色ダイオードを発明 イルミネーションが美しく光かがやくのは あなたがたのおかげです」という巨大な文字。メッセージが浮かび上がると、お台場を訪れていた人たちから歓声が上がった。
フジテレビ社屋イルミネーション「GLITTER8」とは、横200メートル、縦125メートルの巨大なフジテレビ社屋をキャンバスに見立てて、窓のブラインドにLED照明を照らし、文字や模様など様々な映像を映し出すことができる、他には類を見ないイルミネーションシステム。そして、その光を作り出すLED照明4万6255球には、当然青色発光ダイオードが使用されており、赤、緑に続いて青色のダイオードが発明されたおかげで、このイルミネーションも1678万色にも及ぶ多彩で美しいフルカラーのイルミネーションが表現可能になっている。
この美しいイルミネーションを支えている青色発光ダイオードの発明が、ノーベル賞という最高の栄誉に浴したことを記念して祝福メッセージを照らし出す企画になった。この祝福メッセージの様子は、8日の「スーパーニュース」(フジ系)の放送で、生中継で紹介された。
なお、「GLITTER8」は10月は土日祝の夜6時以降に実施される予定だ。
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