ハウス加賀谷が“統合失調症の本当のドラマ”に挑戦!

2014/10/17 16:44 配信

芸能一般

ドラマ「悪夢」で、ハウス加賀谷演じる真は“シロイヒト”の幻覚に悩まされる(C)NHK

NHK Eテレで毎週金曜日に放送中の福祉番組「バリバラ~障害者情報バラエティー~」で、12月5日(金)に放送する特集ドラマ「悪夢」の取材会が行われ、出演するお笑い芸人のハウス加賀谷と、カンニング竹山が登場した。ハウス加賀谷は12歳のときに統合失調症を発症し、入退院を繰り返してきた経歴を持つ。今回、12月3日(水)から9日(火)の障害者週間に合わせ、主役、キャストのほとんどが障害者という日本初のドラマをコメディータッチで描く。

幻覚に襲われるため、仕事が決まらず葛藤する統合失調症の真(加賀谷)は、障害者が集まるラウンジ「悪夢」を訪れる。そこには全盲、脳性まひなど、さまざまな障害者が集まっていた。真は自分の障害を隠そうとするが、女主人の紗江(片山真理)とダウン症のバーテンダー光司(あべけん太)と出会い、次第に「悪夢」の世界に魅了されていく。

加賀谷は今回主演を務めることについて「大きな挑戦です。私の統合失調症という持ち味を生かして頑張ります。台本を書く前の段階から参加しました。自分の魅力が伝わるように、人間性が出るような映画にしたい」と意気込んだ。するとすかさず竹山から「映画じゃないだろっ!」とツッコミが入った。

真が働く新聞配達店の店長を演じる竹山は「台本読んだとき、なかなか障害がテーマのドラマは結構健常者向けに作っているのが多い。泣いてくださいというドラマが多く感じる。このドラマは、決してそうではなく、統合失調症の本当のドラマなんだと感じました。どうやって生きているんだ、こういうことがあるんだなというのがリアルにわかるドラマです」と出演した感想を語った。