NMB48・梅田彩佳&AKB48・田野優花が歓喜の涙! 宮本亜門演出「ウィズ」はまさかのWキャストに!!

2014/10/21 23:56 配信

芸能一般

宮本亜門(中央)演出の「ウィズ~オズの魔法使い~」の主演に選ばれたNMB48・梅田彩佳(右)とAKB48・田野優花(左)

'12年に公演されて好評を博し、再演されることになっていた宮本亜門演出のスーパー・ソウルフル・ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」の公演開始が'15年3月に決定。'12年の公演と同様に今回も主演のドロシー役をAKB48グループ(AKB48・SKE48・NMB48・HKT48・JKT48)メンバーから選出することになっており、その公開最終オーディションが10月21日に東京・六本木ブルーシアターにて行われ、NMB48・梅田彩佳とAKB48・田野優花が選出された。

児童文学「オズの魔法使い」を原作とするミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」は、'74年にブロードウェーで初演され、主人公の少女・ドロシーが“脳みそのないかかし”“心のないブリキ男”“勇気のないライオン”と旅をし、自分たちにはないと思っていた「知恵」「愛」「勇気」が、すでに自分たちにあることに気付くという物語。「未来は自分の手でつかみ取れる」という力強いメッセージが秘められている。

今回の主役オーディションでは、宮本がインドネシア・ジャカルタを含む各地に行き、1次選考を実施。オーディションに参加したAKB48グループメンバー・108人の中から25人が2次選考に進み、その後さらに選抜された田野、AKB48・横山由依、AKB48・岡田奈々、梅田、SKE48・高柳明音、JKT48・仲川遥香が最終選考へ進んだ。

この日の最終オーディションで行われたダンス審査、せりふ審査、歌唱審査の模様はニコニコ生放送でもライブ配信された。そんな中、まずは梅田が見事主演の座を射止めて涙した。さらに、宮本から「まだまだ未完成なところがたくさんある」と評されながらも「声がこの作品に見事に合っている」と絶賛された田野も急きょ選出され、ダブルキャストで上演されることが決定した。

その後、喜びに満ちた梅田、田野と二人を選んだ宮本が取材に応じた。率直な気持ちを、田野は「来年、夢がかなうのでうれしいです! 今回ダブルキャストということなんですけど、梅田さんはAKB48(グループ)の中でも尊敬している方なので、そういう方と一緒に切磋琢磨してできるって思うとすごいワクワクしますし、すてきな作品になるといいなって思います」と述べ、梅田は「めっちゃうれしいです。超うれしいです! もう本当に、来年の3月にどんな自分と出会えているかが一番楽しみです。稽古もすごい楽しみだし、落ち込むこともいっぱいいっぱいあると思うんですけど、その先の舞台に立った時に、どんな景色が見えるのかなと思うと、いまからすごいワクワクです。もう、『ありがとうございます』って思います」と喜びを爆発させながら語った。

そんなまさかのダブルキャストについて、宮本は「『自分にいい加減にしろ』って感じですよ。どうしても二人が落ちる理由がないっていうのが正直のところです。絶対、一人にしなきゃいけないって分かっているんですが(笑)。二人は全く違うタイプです。梅田さんは本当に完成度をドンドン上げてきて、一回目のオーディションと違って、『今回はここまでいくのか、この次はどこにいくんだ』って! 稽古場で磨いて磨いてピカピカにして、すごいドロシーを作りたいっていう気持ち。田野さんはどちらかといえば、まだ未完成な今始まったばかりなんだけど、この声が(ドロシーに)ぴったりなんですよ。彼女の声と演技とダンスがピカイチで、最高です。こんなダンスみたことない。このダンスから広がって、今の演技や歌がどこまでいけるかっていう。この二人に化学反応をバンバンしてもらいたいです」と賛辞を送りながら、興奮気味に選考理由を明かした。

また、ドロシー以外のキャストも発表された。かかしを佐賀龍彦、ブリキ男を施鐘泰、ライオンをエハラマサヒロ、南の善い魔女・グリンダを小柳ゆき、北の善い魔女・アダパールを瀬戸カトリーヌ、黄色い道の案内人を仲宗根梨乃、エメラルド・シティーの門番を吉田メタル、ウィズを陣内孝則が演じる。