毎週月曜にフジ系で放送中のドラマ「信長協奏曲」に、11月3日(月)放送の第4話より信長(小栗旬)の妹・市役で水原希子が出演することが分かった。
同作は石井あゆみの同名漫画を原作に、戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生・サブロー(小栗・2役)が本物の信長に代わって天下統一を目指す物語。
水原はことし1月期の「失恋ショコラティエ」以来の月9出演に「緊張感や責任みたいなものを感じます。『失恋ショコラティエ』は、ほぼ初めてのドラマにレギュラーメンバーの一人として出させていただいたことに緊張しました。今回も、その時とはまた違ったプレッシャーを感じています。時代劇なので、言葉遣いや所作など覚えなくてはいけないこともありますし…。でも、“月9”ならではのポップ感もある作品です。(演じる市は)4話から登場するんですけど、本当に周囲の人々から愛されるような明るいキャラクター。でも、5話にストーリーが進むと、少女が大人…一人の女性になっていく様子が描かれるので、その収録に入ったら演じるのも難しくなりそうです。見せどころだなと思うシーンも多くなりますし…。それでも、正義感もあるポジティブなイメージは大切にしていきたいですね」と意気込んだ。
また、大河ドラマ「八重の桜」('13年、NHK総合ほか)以来の時代劇出演に「そうなんですけど、『八重の桜』で演じたのは帰国子女の役だったんです。せりふに英語が多かったですし、しっかりと着物を着るような和風ではなくて、わりと西洋人っぽい動きをする人物でした。『信長協奏曲』は、そういう意味では年代も『八重の桜』より古いですし、“時代劇だなあ”というイメージはありました。でも、市という役もありますけど“ザ・時代劇!”と言うほど堅苦しくはないので、この時代の役を演じる入り口としては、良かったんじゃないかな?と思います」とコメントした。
さらに、これまで劇中では戦国時代ならではの出来事に戸惑うサブローの姿が描かれてきたが、戦国時代の人々の生き方について「私には無理です(笑)。ありえないですよ…。1話でも切腹があって、サブローが引きまくっていました。私もサブローと同じ2014年に生きているので、戦国の人たちの考え方は分かりませんし、納得も出来ないし…。切腹にしても、“それって結局、責任逃れなんじゃない?”とも思いました。だって、死んだって何も解決しないじゃないですか? でも、全てを否定するのもどうかな?と。そういう時代を経たからこそ、今があるんですよね。だから、1話を見て本当に今の時代に生まれて良かったと実感しました」と語り、戦国時代に迷い込んだサブローについて「アニメを見ていて不思議に思ったのは『何で家臣や妹の市でさえ、サブローを信長と思って疑わないんだろう?』でした(笑)。そこがこの作品の面白いところでもあるんですが、ちょっと家臣たちがおっちょこちょいに見えますよね?(笑) サブローの考え方も、明らかに違います。それでも、“あんたたち、間違っているよ”とサブローに突きつけられると、感化される人たちも…。恒興(向井理)や市、帰蝶(柴咲コウ)も少しずつですが、影響されていきます。現代的な考え方を戦国時代で貫き通すのがサブローの良さですね。どんどん、周囲と仲良くなってはいるんですけど、混じりきらない感じが面白いです」と魅力を語った。
そして、小栗ら共演者の印象については「小栗さんは以前お仕事でご一緒した時は、とてもリラックスされている感じでした。今回はこのドラマの座長でもありますし、現代から戦国にタイムスリップしたという難しい役を演じていらっしゃるからだと思いますが、いろいろなことを考えられているのではないでしょうか。(現場では)小栗さんがいらっしゃるだけで安心できます。まだ私は収録に入ったばかりであまりお話できていませんが、もう少ししたら収録以外でも“兄上!”って呼んでみたいな…と思っています(笑)。向井さんは優しい感じなので、小栗さん同様、普段から“恒ちゃん”と呼びたくなってしまいます(笑)。初対面でそう思って…。ものすごく気さくな方なので居心地も良く、“頼れるお兄ちゃん”という感じなので、それが市と恒興という関係にも生かせたら良いなと思っています」と語った。
最後に、「市の登場シーンはポップなので、皆さんにも妹感覚で見ていただきたいです。憎めない娘だな…と。そして、5話に向けて成長していく姿に少しでも感動していただけたらうれしいです。そのために一生懸命頑張りますので、ぜひご覧下さい」とアピールした。
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