村田諒太のプロ6戦目が12月30日(火)に決定!

2014/11/11 19:06 配信

芸能一般

12月30日(火)にそれぞれ試合が決定したミドル級の村田諒太(左)とライト級のホルヘ・リナレス(右)

'12年ロンドン五輪金メダリスト・村田諒太のプロ6戦目が12月30日(火)に決定し、11月11日に都内にて帝拳ジム・浜田剛史代表、村田、日本ボクシングコミッション・森田健本部事務局長、ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)、葛西裕一トレーナーが会見に臨んだ。既に発表されている井上尚弥のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチや、この度発表されたリナレスのWBC世界ライト級王座決定戦などとともに、フジ系の「カスペ!『ボクシングフェス2014 SUPER BOXEO』(仮)」で放送される。

9月5日に行なわれた試合で、村田が3人のジャッジの採点のいずれにおいても大差をつけてアドリアン・ルナ(メキシコ)を下したことは記憶に新しい。日本人離れしたパワーあふれるパンチ力で、プロ転向以来5戦5勝。しかも、そのうちの4戦は圧倒的な力の差を見せつけたKO勝ちだった。プロデビュー以来快進撃を続け、現在WBC世界ミドル級8位にランクインしている村田の今回の対戦相手は、ジェシー・ニックロウ(アメリカ)。'87年生まれの27歳で、過去の戦績は31戦24勝(8KO)4敗3分と、経験豊かな選手だ。“Beast(野獣)”の異名を持つ好戦的な選手で、村田との相性も良好といえる。

会見で浜田代表は「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。村田諒太第6戦、そしてホルヘ・リナレスの世界王座決定戦。この試合に向けて、2選手ともに走り込んできています。そして、12月30日(火)に向けて本格的なスパーリングに入ります。期待に応えられるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつした。

一方、村田はこの2カ月を振り返り「(前回は)悪いところもいっぱい出ましたし、その分、いい経験になったところもあるので、次の試合でいいところを見せられればと思います。はじめの10日間は休みをもらいましたが、あとは練習をしてました。昨日まで走り込みのキャンプに行ってきて体の調子もいいので、あとは試合に向けて仕上げていくだけ、という感じです」と明かした。

また、“ビースト”というニックネームを持つ、相手のニックロウについて「1試合見たのですが、かなり好戦的な選手なので、僕ともかみ合うと思う。面白い試合になるのではないかと思います。(これまでの選手と比べると)今回はアグレッシブな選手なので、見ている方からすれば面白いんじゃないかと思いますね。やってる方は大変かもしれないですけどね」と印象を語った。

そんな次戦に向け、重点的にやっていきたいことについて「これから実戦練習がはじまるので、その中で感じることが一番大事だと思います。実戦練習の中で感じたことを大切にしつつ、やっていきたいと思います。今の段階では、これを(重点的に)ってことはあんまり考えていないですね。これから始まる実戦を楽しみにしています」と語り、「すばらしいイベントに参加させてもらえることを光栄に思いますし、ここにいるホルヘとは、プロに転向させてもらってから、アメリカでも生活をともにし、かみさんよりも長く一緒に生活しているんじゃないかと思うほど一緒にいたので、そんな選手と一緒にリングに上がれることをすごくうれしく思いますし、30日のリングを盛り上げたいと思いますので、応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

来年にも実現が期待されている世界王座挑戦に向けて、年末の村田の試合に注目だ。