NHK BSプレミアムで12月7日(日)に放送されるプレミアムドラマ「ヤンバルクイナはいつか飛ぶ」の完成披露試写会が11月13日に同局で行われ、主演の永島敏行、川上麻衣子が登壇した。本作は沖縄の自然の魅力が凝縮された緑豊かなヤンバルの森と美しい島々を舞台に、医師の小濱正博さんが日本でただひとつの民間ドクターヘリを飛ばすまでの“闘い”を描く、感動のドキュメンタリードラマ。実際の写真や小濱さんのインタビューなどのリアルな部分とフィクションのドラマ部分を交え、臨場感たっぷりな作品に仕上がっている。
実在する小濱さんを演じた永島敏行は、ドキュメンタリードラマに出演するということで最初の戸惑いを明かしつつ、「どこまでフィクション的にするのか監督と話しながら、事実を淡々と伝えるのではなく、自身の感情を織り交ぜながら演じました」と語った。一方、小濱医師の妻の小濱ひとみ役でドラマのナレーションも務めた川上麻衣子は「撮影で出会った沖縄の人たちは本当に酒好きだし、世話好き。立ち入って話をしてくれる人が多いと感じたので、そういう沖縄のムードがこのドキュメンタリーに根付いているように感じます」と作品の魅力を伝えた。
また、永島は「小濱先生と話をして思ったのですが、『出る杭は打たれても出ていく』という事ですね。地域を思う心があれば打たれても打たれても世に出る。小濱医師もその強さがあるからこそ行政に頼らず民間でドクターヘリをやっていく事ができた。これは日本どこへ行ってもできる。やろうとしなきゃできない。諦めない心が大切だと思います。」と困難に直面する人たちにエールを送った。
さらに、撮影中のエピソードとして永島は「撮影の5日間は台風と台風の間で、奇跡的に撮れました。ヘリコプターに実際乗るんですが、すごく風が強くて、操縦の方が『う~ん。横風が強いな』などポツッと着陸する時におっしゃるので、ちょっとビビりました」と会場を笑わせた。
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