12月5日(金)~7日(日)にテレビ東京系にて放送される「柔道グランドスラム東京2014」のテーマソングを、マーティ・フリードマンが手掛けることが決定した。フリードマンがスポーツ番組のテーマソングを担当するのは、今回が初めてとなる。
テーマソング「威風堂々~The Path to Glory」は、クラシックの名作・エルガー作「威風堂々」をモチーフに、フリードマンが誇りを胸に戦う選手たちをイメージした曲。勇壮かつエモーショナルな楽曲に仕上がっている。
フリードマンは、「テーマ曲の話をもらった時はとにかくすごくうれしかったですね。依頼を受けた時は即決で、『よし、やりたい!』と思いました。柔道はすごく“力”が必要な武道ですけど、曲に“力”を込めるというのは僕の一番好きなチャレンジです。この曲で元気が出て、力が出たらいいなと。今回の楽曲はクライマックスに向かう部分のメリハリが鳥肌の立つようなメロディーですし、僕のギターがたっぷりとパワフルに入ってますから、最後の方の一番きれいな転調で涙か鳥肌かどっちかが出るかもしれませんよ」とコメント。
また、日本柔道への期待を「やっぱり柔道って日本のものじゃないですか。けれど海外にも柔道はすごく広まっている。だからこそ、もっともっと日本のものを日本人だから守りましょうという感じです。もちろん向こうの国の人たちが、そんなに興味を持ってくれているのはうれしいのですが…って外国人の僕がこんなこと言うのはおかしいんですけど(笑)。柔道は日本で生まれたものだから、日本にはやっぱり世界で一番であるということを守ってほしいと思いますね」と語った。
さらに、柳澤健一郎プロデューサーは、「日本で生まれながら、世界中に広まり、今世界で愛されている『柔道』。だからこそ、その中継のテーマ曲をアメリカで生まれ育った世界的なギタリストでありながら、日本を愛し、今この国で暮らすマーティさんに手掛けてもらうことに大きな意味があるのではないかという私の勝手な思い込みから、駄目もとで制作をお願いしたところ、なんと快諾を頂きました。その後のディスカッションで、誰もが知る名作をモチーフにしよう! と盛り上がった結果として“誇りを持って戦う”というイメージを感じさせるエルガーの名曲『威風堂々』が選ばれることになりました。原曲への大胆な解釈が成されて生まれたこの楽曲は、スポーツが持つ“熱さ”、そして戦いの裏にある選手たちの『思い』が壮大なスケールとともに見事に表現されています。きっと『柔道グランドスラム』のみならず、テレビ東京の今後の柔道番組を長年にわたり盛り上げていってくれると思います」と曲への思いを明かした。
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