高倉健さんをしのび代表作を続々放送!「徹子の部屋」も追悼企画

2014/11/18 22:48 配信

芸能一般

高倉さんの名演技が涙を誘う「鉄道員(ぽっぽや)」(C)「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会

11月10日に亡くなった俳優の高倉健さん(享年83)の死を悼み、各チャンネルで主演映画が放送されることが分かった。

テレビ東京では、11月19日(水)と20日(木)の「午後のロードショー」枠の予定を変更。「高倉健さんを偲んで…2日連続特別企画」と題し、高倉さん主演の任侠映画である「網走番外地 北海篇」('65年)と「網走番外地 南国の対決」('66年)を連日放送。「網走番外地」は作者の伊藤一が、網走刑務所での服役経験を書いた小説を基に映画化、以降シリーズ化した。「網走番外地 北海篇」は、仲間のためボロトラックで雪山を踏破する仕事を引き受けた主人公の橘(高倉健)が、社長の娘、怪しい荷主に急病人を乗せ、目的地へと急ぐ姿を描いたシリーズ第4作。また「網走番外地 南国の対決」は、網走の出所日に一家を破門された橘が、先代組長の事故死に疑問を抱き、返還前の沖縄で真相を暴くシリーズ第6作。若き日の高倉さんの勇姿が見られる。

BS-TBSでも11月22日(土)の「土曜ロードショー」枠を内容変更して、「駅 STATION」('81年)を放送。人生を駅の列車になぞらえて、警察官と3人の女の出会いと別れを描いた、倉本聰脚本のヒューマンドラマ。共演の倍賞千恵子、いしだあゆみらも好演も光る。またWOWOWプライムでは、11月24日(火)ほかで、浅田次郎の直木賞受賞作を映画化した「鉄道員(ぽっぽや)」('99年)を放送。鉄道員ひと筋で生きてきた不器用な男が、自身の人生を振り返る。雪の中にたたずむだけで人生を感じさせる、存在感が圧倒的。さらにNHK BSプレミアムでは、11月25日(火)のプレミアムシネマで、映画「ホタル」('01年)を放送。「鉄道員(ぽっぽや)」の降旗康男監督と再びタッグを組み製作されたヒューマンドラマ。特攻隊の生き残りで現在は漁師をしている男が、ある依頼を受け妻(田中裕子)と旅に出る物語だ。映画の冒頭には1分程度の追悼映像もオンエアされる。なおNHKでは、ほかにも追悼番組の放送を検討中とのこと。決まり次第発表される。

これらの主演映画の放送とは別に、テレビ朝日系で放送中の「徹子の部屋」で、11月19日(水)に高倉健さん追悼企画が放送される。