及川光博が黒木メイサに“あごクイ”!「やった自分が一番照れた」

2014/11/20 13:39 配信

ドラマ

WOWOWの連続ドラマW「悪貨」完成披露試写会に登場した(写真左から)権野元監督とW主演の及川光博、黒木メイサ

11月23日(日)夜10時よりWOWOWプライムで放送がスタートする連続ドラマW「悪貨」の完成披露試写会が都内で行われた。

本作は、偽札がばらまかれたことを発端に、お金に翻弄される人間の本質を描く島田雅彦原作の金融サスペンス。第1話からキャストの豪華さ、台湾ロケを含む映画さながらのスケールに来場者は息をのんだ。

舞台あいさつには、W主演の及川光博、黒木メイサと権野元監督が登場。及川の「愛と欲望のスパイラルをお楽しみください!」という第一声でトークショーが始まった。

初共演の黒木の印象について、及川は「すごくクールな大人で、おじさんのシュールなギャグとかスルーするんだろうなと勝手に思っていた。実際はあどけない笑顔を見せてくれて、そのギャップにやられました」と明かした。また、黒木の第1話の見どころでもあるアクションシーンを、権野監督と振り返り「怖いくらいに強かった」と絶賛した。

対して、黒木は及川に「話していると、及川さんであり、(及川演じる)野々宮であり、ミッチーであり、魅力がたくさんある。どれが本当の及川さんなんだろうと考えちゃう」と及川のミステリアスな面を明かした。

また、本作では野々宮(及川)とエリカ(黒木)が引かれ合っていく過程も見どころの一つ。試写会では第2話以降の予告として上映されたキスシーン。クールに黒木の顎をクイッと持ち上げて口づけした及川は、「今はやりの“あごクイ”ね! 普通女子の方がドキッとするのですが、やった自分がドキっとした」と、会場を笑わせた。黒木は“お姫さま抱っこ”のシーンがあったことを明かし、「監督から『お姫さま抱っこされて』と言われて、『マジか!』と思った。しかし、及川さんが軽々と持ち上げてくださってキュンとなっちゃいました」と照れ笑い。

さらに、物語に登場する偽札工場の莫大な札束について、権野監督は「あれは246億円分の本物の現金です」と明かし、及川も「興奮しましたね!」と振り返った。

100万円の偽札がばらまかれるストーリーにちなみ、「ある日100万円渡されたら」というトークテーマへ。及川がぽつりと「100万円って微妙っちゃ微妙だよね」と本音を漏らす一幕も。考えた結果、及川・黒木ともに「家族旅行」と答え、それぞれが持つ家庭的な一面も見せた。

最後に、視聴者に向けて黒木は「どんどん『悪貨』の世界に引き込まれてください! そして、謎の大富豪・野々宮を堪能してください!!」とメッセージを送った。一方、及川は「まだまだ撮影中で、自分は命の危険を伴うシーンもある。頑張ります!」と意気込んだ。

【ストーリー】ある朝、ひとりのホームレスが目覚めると足元に100万円の札束が入った袋が。瞬く間に流通していくその一万円札は偽札だった。それは最新鋭の鑑定機もすり抜けるほどの精巧な偽札であるにもかかわらず、明らかに偽札だと分かるように造られていた。一方、警視庁捜査二課の捜査官・宮園エリカ(黒木メイサ)はマネーロンダリングの疑いが掛かる宝石店に潜入捜査する。捜査線上に、巨額の資金を操る投資家・野々宮(及川光博)の存在が浮かび上がり接触を図ろうとする。警視庁では偽札の出どころを探るため、通称フクロウと呼ばれる偽札鑑定のスペシャリスト・島袋一郎(林遣都)が召喚される。そこで島袋は、偽札に込められた自分宛てのメッセージに気付く。さまざまな人物の思惑が渦巻く中、エリカは野々宮の計画へ巻き込まれながらも、彼の真の目的を知ることになる。