「怪奇恋愛作戦」追加キャスト発表!音楽は鈴木慶一!!

2014/11/20 06:00 配信

ドラマ

「怪奇恋愛作戦」の音楽を担当する鈴木慶一。演出・脚本のケラリーノ・サンドロヴィッチとも親交が深い

テレビ東京系で放送が決定している1月クールの新ドラマ、ドラマ24「怪奇恋愛作戦」の追加キャストが発表され、大倉孝二、犬山イヌコ、かもめんたるらが決定した。さらに、音楽担当に北野武監督作「座頭市」('03年)で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞するなど、作曲家として円熟味が増している鈴木慶一、ゲスト監督に映画「凶悪」('13年)で数々の映画賞を獲得した白石和彌が決まった。

劇団「ナイロン100℃」主宰、ケラリーノ・サンドロヴィッチが脚本・監督を担当する本作。'60~'70年代のテレビ界を席巻した怪奇空想ドラマと、'80年代の恋愛トレンディードラマの要素をミックスしたような、ちょっと懐かしい恋愛群像劇だ。そんなユーモラスで独特の世界観を表現するため、特殊造形やCGなども駆使されている。ストーリーは、2話1対となっており、婚期を逃した愉快なアラフォー女性3人(麻生久美子、坂井真紀、緒川たまき)の強力な「負のオーラ」に吸い寄せられるがごとく、人造人間、吸血鬼、妖怪などによるさまざまな怪奇現象が、『喫茶面影』を舞台に彼女たちの身の回りで起こり、知らないうちに巻き込まれていく。

鈴木は、「確か'03 年。北野武監督の『座頭市』の音楽を作っていたのと同時期に、わたしはケラ(リーノ・サンドロヴィッチ)のミュージカル『ドント・トラスト・オーバー30』の音楽を担当し、脚本ができあがるのを今か今かと待っていたのだ。ことし、北野武監督の『龍三と七人の子分たち』の音楽を作りながら、ケラの奇天烈な構想を聞き、今か今かと脚本と映像を待っていた。しかも、怪奇だ。恋愛作戦だ。面白くないわけがなかろう。おおいに楽しく、作曲させてもらった。'03年と違うのは、私とケラがユニットを結成し、なんとナゴムからアルバムもリリースしている。このドラマ音楽が発展しナゴムからリリースされるかもしれない、と、予言しておこう」と期待をあおるコメントを。

ケラリーノ・サンドロヴィッチは、鈴木について「私のレーベル・パートナーでもあり、音楽ユニット『No Lie-Sense』の相方でもありますが、なにより尊敬する大先輩ミュージシャンであります。近年は北野武作品の音楽担当として活躍する氏に劇伴をやってもらえたのはなんとも光栄。大真面目にコワイ音楽を作ってもらいました」と喜びをあらわに。

また、ゲスト監督に抜てきされた白石は、「ケラさんの世界にどっぷりとすてきなキャストと共に浸らせていただきました。僕にとって『怪奇恋愛作戦』は史上最大の作戦でした。お楽しみに」とアピールした。

ケラリーノ・サンドロヴィッチは、白石について「白石監督はさすが映画で鳴らしただけあって、画作りがプロフェッショナルです。白石さんの監督回は僕の回とはまた違い、じっとりとお話を見せてくれます。雰囲気が今までと変わりガラリとプロっぽくなるのでお楽しみに(笑)」と冗談交じりに語った。