日本テレビほかで放送中の「寄生獣 セイの格率」(毎週水曜夜1:29-1:59ほか)は、ある日突然地球に飛来してきた「パラサイト」の襲撃を受け、右手に寄生された高校生の泉新一が、自らを「ミギー」と名乗るパラサイトとの奇妙な共生生活を送るうち、2人は地球を壊し続ける人間を淘汰しようとするパラサイトたちとの戦いに身を投じていく姿を描く。
「パラサイト」のミギーに寄生され、人間とパラサイトの戦いを通して、「人間とは?」「生きることとは?」という命題に立ち向かう主人公・新一を演じる島崎信長にインタビュー。作品や収録にまつわることや、役を演じるにあたっての思いを聞いた。
■島崎信長 インタビュー
――最初の収録に臨まれた時の感想をお願いします。
本当にたくさんの方々から、20年以上もの間ずっと愛され続けている原作であり、僕自身も原作のファンだったので、とても緊張しました。ですが、ミギー役の平野(綾)さんをはじめ、頼もしい共演者の皆様、そして頼もしいスタッフの皆様のおかげで、良い意味で作品の重みを背負って、泉新一というキャラクターに寄り添うことができました。
――ご自身が演じるキャラクターの魅力はどんなところだと思いますか?
最初は普通の高校生だった新一が、自分の右手に寄生したミギーと共に、さまざまな出来事に巻き込まれていきます。その中で新一が、大きく成長・変化していく姿はとても魅力的ですし、何より、いつ人としての価値観が反転してもおかしくない状況の中、それでも人としてあらがい続ける新一の芯の強さが魅力的だと思います。
――キャラクターを演じるにあたり意識していることや苦労した点などはありますか?
新一はストーリーの中で常に成長・変化し続けていくキャラクターで、ここまでたどり着いたら完成ということがないので、毎話ごと、その瞬間瞬間の彼をしっかりと追い掛けることを特に意識しています。
――重みのある作品で、常に変化し続けるキャラクターを演じられるのは、とても大変かと思います。休憩中はどのように過ごされていますか?
基本的には台本や原作を読み込んで、集中していることが多いです。他の役者さんやスタッフの方とせりふやシーンについて相談することも多々あります。
――物語が進むにつれて、地球外生物との対立という一面から「人間とは?」「生きることとは?」というような深いテーマが描かれている作品だと思いますが、作品を通してどのようなことを伝えたいですか?
「寄生獣」という作品に触れて何を感じるかというのは、それぞれ違っていて当たり前だと思っています。だから、他人の意見ではなく、自分自身で感じた“何か”を大切にしてほしいです。原作のようにその“何か”を皆様の中にしっかりと残せるアニメ作品にできるよう、全力を尽くします。
――それでは、ファンの方へのメッセージや今後の見どころをお願いします。
「寄生獣 セイの格率」は、全部が見どころです。ぜひ、余すことなく全てを楽しんでください。そして、楽しさだけではない“何か”を、皆様の中にしっかりと残せるよう僕たちも全力を尽くさせていただきます。原作や実写映画とも併せて、「寄生獣」の世界を思いっきり堪能していただけたら幸いです。
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