'15年1月2日(金)にテレビ東京系にて放送される新春ワイド時代劇「大江戸捜査網2015~隠密同心、悪を斬る!」の会見が東京都内で行われ、出演する高橋克典、松岡昌宏、藤原紀香、夏菜、村上弘明が登壇した。
同ドラマは、'70年から'92年にかけてテレビ東京で放送された時代劇の長寿シリーズ。松平定信が極秘裏に作った組織・隠密同心が、変装や潜入、おとり捜査など、さまざまな手段を駆使し、悪人を成敗する痛快時代劇だ。登壇者以外にも、柄本時生、波瑠、小林稔侍、永井大、そしてかつての「大江戸捜査網」で主演を務めた里見浩太朗らがキャストに名を連ねる。
主演の高橋は、「時代劇は4本目となりますが、江戸を舞台とするお話は今回が初めて。6代目の主役として、気合を入れて臨みました。役作りに関しては、先輩方が演じてきた十文字小弥太を、けんかっ早い、情にもろい、女に弱いといった江戸っ子気質を表に出すことを意識しましたね。立ち回りのシーンではどう思いを込めるかを大切にしました。“悪を斬る”ので、生々しい殺りくシーンではなく、いかに魅せるか。そういったところを大事に演じました。お正月にお餅を食べながら、たくさんの方に見ていただきたいですね!ゲーマーやコスプレ好きの皆さんにも楽しんでほしいです(笑)」と冗談交じりにアピールした。
高橋演じる小弥太のライバル・秋草役を演じる松岡昌宏は、「『大江戸捜査網』復活の一報を聞いてまずうれしかったです。しかも、その作品に声を掛けてもらえるだなんて、予想もしていませんでした。お話を頂いたその日から、秋草になっていたように思います。僕らにしかできない『大江戸捜査網』を見てほしいです。個人的には、(“斬られ役”として有名な)福本(清三)先生を斬るシーンがあったことが非常にうれしかったです! 京都のプロフェッショナルなスタッフに囲まれて、とても勉強になりました。息抜きには、大浴場に行って、スタッフとのんびりした時間を過ごしていました」と喜びをあらわにした。
表の顔は芸者、裏は隠密同心の稲妻お竜を演じる藤原紀香は、この日は花魁衣装で登場。「子供の頃から両親と見ていた『大江戸捜査網』に出演できるだなんて夢のようです。8年ぶりの時代劇となりますが、アクションシーンがあるものは初めてで、『一足先にお稽古したいです』とスタッフにお願いしたことがつい昨日のことのようです。芸者の役でもあるので、三味線や唄に苦労しましたが、しっかりやりきったと思います」と撮影を振り返った。
そして、ちゃきちゃきの江戸っ子・不知火お吉を演じる夏菜は、「時代劇に出られるとは思っていなくて。勝手に一生出ることなんてできないだろうなと思っていたので、まさかこんなに早くできるだなんてびっくりしました。その上に、藤原さんのようにきれいな着物を着られるわけじゃなくて、ちょんまげ姿に魚をやるだなんて…驚きました(笑)。でも、高橋さんには『そういう格好をしていないと、お前じゃないよ!』とまで言われるくらい、実はハマり役だったんじゃないかなと思います。同世代にも見てほしい作品です!」と感想を語った。
最後に、弱い者たちを救うため隠密同心となった素浪人・伊坂十蔵を演じる村上弘明は、「時代劇は日本人の心、美学、誇りを保つために欠かせないものだと思っています。立ち回りが多いドラマですが、そこまでの話のプロセスがしっかりとしていて、面白いと思います。撮影の合間に里見(浩太朗)さんはじめ、たくさんの先輩から話を聞けたことが、財産となっています」とコメントした。
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