【「アナ動画」久冨慶子・弘中綾香アナリレー連載】久冨アナ編(2)『ゴーちゃん。GIRLSは良い経験でした』

2014/11/24 11:12 配信

芸能一般

「アナ動画」で弘中綾香アナと共にメーンMCを務める久冨慶子アナ

10月から毎週水曜の深夜に放送中の「アナ動画」(テレビ朝日)で、隔週メーンMCとして出演中のテレビ朝日入社3年目・久冨慶子アナ、2年目・弘中綾香アナの“Smartザテレビジョン”オリジナルリレー連載。3回目の今回は、久冨アナがこれまでのアナウンサー生活を振り返って楽しかったことやつらかったこと、目標のアナウンサー像についてなど、久冨アナが自身の素顔を語ってくれた。

――放送中の「アナ動画」はテレビ朝日の番組PRがメーンですが、その中でも番組をやっていくにあたって、気を付けていることは何でしょうか?

テンションを一定に保つことですね。私のテンション次第で番組が決まるので、楽しい雰囲気にしたいという気持ちを持ちつつ、テンションを一定に保つことには気を付けています。深夜なのであまりうるさいのもどうかと思いますし(笑)。ご覧の皆さんは疲れていたり、眠かったり、まったりしているかもしれない。そんな時に心地いいテンションだと思ってもらえたらいいなと思っています。BGMもなるべく時間帯に合った曲をかけようと心掛けています。基本はテレビ朝日の番組紹介がメーンなので、私の力は微々たるものだと思いますが、紹介した番組を皆さんが見てくれたらいいなと切なる思いを込めて放送しています。いかに皆さんに見たいと思っていただけるか、楽しいと思っていただけるかを考えて臨んでいます。

――久冨さんは何をしているときが一番自分の“素”が出ますか?

最近「自分って何だろう…」と悩んでしまうことが多々あります。はしゃぐときははしゃぐし、“真面目モード”のときもありますし、そのどれもが“久冨慶子”なんだなと思うようになりました。仲が良い人とおしゃべりをしながらご飯を食べているときは特に“素”が出ているのではないでしょうか。

――この3年間でさまざまな仕事をしてきたと思いますが、つらかった仕事はありましたか?

過酷というか、今振り返ったら良い経験だったと思うのが…ゴーちゃん。GIRLS(笑)。いろいろとやらせていただきました。スポーツ新聞社さんを回らせていただいたり、ダンスをやったり、歌は苦手なのにCDまで出したり。一番つらかったのは、BGMがかかっていない状態でアカペラで歌を収録している様子を、朝の情報番組で流されたときですね。ソロパートは「うそ! これを流すの!?」というぐらい、すごくヘタでビックリしました(笑)。歌を出す、ということを宣伝してくれたことはもちろんありがたかったのですが…何事も経験ですね。でも“卒業ライブ”のときは、自分でも驚きましたが涙が出てきたんです。この1年いろいろあっても本当に幸せな経験をさせてもらったんだなあ、とさまざまな思いがあふれてきました。悩むこともありましたが、結果的にはやって良かったと思うようになりました。なかなかできない経験ですからね!

――反対に楽しかったなあ~…ということは?

海外出張に行ったときはうれしかったですね。担当番組の「ポータルANNニュース&スポーツ」で、映画「トランスフォーマー」の現地プレミア試写会を取材させていただいたのは良い経験になりました。その影響で英語がしゃべれるようになりたいと思うようになりましたから。それに「くりぃむクイズ ミラクル9」の担当になれたのはうれしかったです。もともと、くりぃむしちゅーのお2人がとても好きなので、素直にうれしかったですね。新たな「出会い」という意味では、憧れの人やすてきな考えを持つ方にお会いしていろいろなお話を聞けることは、貴重なことだなと思います。たとえば朝の番組でご一緒させていただいた中尾彬さん。テレビで見ていた時には、少しムスッとして怖い方なのかと思っていたのですが、実際お会いすると本当に優しい方。生放送中に私が変なフリをしてしまって、番組終了後「中尾さん、さっきは変なフリをしてすいませんでした」と言ったら、「いいんだよ。同じ“土俵”でやっているんだから」と言ってくださって…。それをときどき思い出して、他の現場などでなかなか自分から入っていけないと思う場合にも「同じ土俵にいるんだから」という気持ちを持って突っ込んでいける勇気をもらいました。一緒に番組を作っている、という気持ちを強く持てるようになりました。

――今後、アナウンサーとしての目標、尊敬している先輩アナなどがいらっしゃれば教えてください。

先輩の大下容子アナは「SmaSTATION!!」や、「ワイド!スクランブル」を担当していて、気遣いはもちろん、視聴者の方に信頼されていて本当にすごいと思います。私はと言うと…あまり報道っぽくないと言われるので、きっと信頼感が少し足りないのかもしれません。これからは視聴者の方に信頼してもらえるアナウンサーになりたいと思います。安心して耳を傾けてもらえるアナウンサー、さらには一緒に仕事をしたいと思ってもらえるアナウンサーになりたいです。

――では続いて読者からの質問コーナーです。「現在『おかずのクッキング』を担当されていますが、普段はお料理をしますか?」(静岡県/20代男性)

いつもと言えないまでもよく作るようになりました。この前「カキのクリームシチュー」を収録で教えてもらったので作ってみました。包丁さばきも、土井善晴先生が収録中に教えてくださるので、自分でも少し良くなってきた気がします。ただ、一人暮らしの悩みは、一度料理を作ったら同じメニューを連続して食べなきゃいけないということ。一人分だけ作るのって難しいので、一人分をおいしく作れたら、料理上手と言えるかもしれませんね。

――「テレビ朝日は『ドクターX~外科医・大門未知子~』が絶好調ですが、子供のころから思い出に残っている、好きなドラマはありますか?」(東京都/40代男性)

実は私、子供のころはあまりテレビを見せてもらえなかったんです。好きなドラマと言っても再放送で少し見るくらいで。そんな中では「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)が好きで、いつか殺陣を習ってみたいと思うようになりました。他局のドラマで印象に残っているのは「やまとなでしこ」(フジ系)や、これも再放送ですが「オレンジデイズ」(TBS系)など。出ている大学生たちがキラキラしていて、私とは違うなと思いました。あとは「ランチの女王」(フジ系)や上戸彩さんが出ていた「3年B組金八先生」(TBS系)などは見ていました。一度、父親が見せてくれなくて泣いたことがありましたが(笑)。「ごくせん」(日本テレビ系)もはやっていましたが、見られず残念でした。ということで好きなドラマは「暴れん坊将軍」です。