西島秀俊を主演に重松清「流星ワゴン」を映像化

2014/11/26 11:54 配信

ドラマ

直木賞作家・重松清の大ベストセラー小説「流星ワゴン」がドラマ化。主演は西島秀俊(写真左から2番目)。共演は香川照之(写真右から2番目)、井川遥(写真左)、吉岡秀隆(写真右)ほか

TBSでは、'15年1月期の日曜劇場として「流星ワゴン」を放送することが決定した。 原作は、直木賞作家・重松清の人気小説「流星ワゴン」。同作は累計発行部数が100万部に達するベストセラー小説だ。真面目でしっかりした性格で、何よりも妻と息子を大切にし、日々を正直に生きるが、妻子の心の闇を見過ごしてしまったことで家庭が破綻してしまう主人公の会社員・永田一雄役を演じるのは、先ごろ結婚を発表した西島秀俊。そんな一雄とは対照的に、破天荒で血気盛ん、数々の事業を興して成功させた一雄の父・永田忠雄役を香川照之が演じる。「ダブルフェイス」('12年)や「MOZU」('14年)に続き、西島と香川の演技バトルが再燃する。

さらに、一雄の妻役に井川遥が。家庭では良き妻・良き母親を演じているが、一方で完璧過ぎる夫から逃れたいと感じ、ふとしたきっかけから心のバランスを崩してしまう永田美代子を演じる。また、一雄が駅前で一人たたずんでいた時に突如目の前に現れたワゴンを運転する橋本義明役に吉岡秀隆。 加えて、一雄の母・永田澄江役に倍賞美津子、妹・永田智子役に市川実和子の出演が決定した。

このドラマの主人公、永田一雄(西島秀俊)は、会社ではリストラに遭い、妻の美代子(井川遥)からは離婚を切り出され、息子の家庭内暴力に悩んでいる。文字通り絶望の淵に追い込まれ、「もう死んでもいい」とさえ感じていた。そんな時、突如目の前にワインカラーのワゴンカーが現れる。乗っていたのは亡くなっているはずの運転手の橋本義明(吉岡秀隆)とその息子・健太(高木星来)の2人。一雄はワゴンに乗り込み、過去を巡る奇妙な旅がスタート。やがて、決して分かち合えないと思っていた父親・忠雄(香川照之)が同い歳の姿で現れ、促されるままに行動を共にすることに…。

果たして一雄は、妻との再出発、息子との絆の回復ができるのか?さまざまな家族関係を軸に描く、人生の再生と、家族愛の物語「流星ワゴン」は初回時間枠拡大で幕を開ける。それに先駆けメーンキャスト4人のコメントを紹介。

■西島秀俊 コメント

今回お話を頂いた時、その原作の面白さに興奮しました。参加することができてとても光栄です。香川照之さんが僕の父親役ということにも驚きましたが、一緒に時空の旅をしてくれるのが吉岡秀隆さん、そして妻役に井川遥さんという素晴らしい共演者の方々とのドラマは、出演する側の自分がワクワクさせられています。常に高みを目指す最高のスタッフと、全身全霊を込めて撮影をしている毎日です。21世紀の日本が舞台の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はどんな物語になるのか。来年1月の放送を、ぜひご期待いただければと思います。

■香川照之 コメント

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を知らない10代20代の若者に、タイトルだけは知ってますという30代の諸君に、それこそが青春の思い出だった40代50代のあなたに、そして親子三代の絆に追憶を感じる60代以上の親御さんたちに、今後私が二度と人生で経験しないであろう「西島さんと親子、倍賞さんと夫婦」という衝撃のキャスティングで送るこの全身全霊のファンタジーで、新年からがっつりと感動していだきたく思っています。

■井川遥 コメント

生きてゆく上での葛藤をそれぞれの立場で描いているこの作品を通して、希望を届けられたらと思っています。私自身は心に闇を抱えた妻、美代子を演じます。希望を見いだすのは容易なことではないと思いますが、弱さや葛藤を丁寧に演じたいと思います。

■吉岡秀隆 コメント

父と子。そして生きている事は素晴らしいと思えるドラマになるよう、地に足をつけて人間くさく演じたいと思います。幽霊の役ですが‥。

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