'15年1月の“月9”で杏主演の「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ系)を放送することが分かった。本作はそれぞれやむにやまれぬ事情から結婚を目指すことになった恋愛力ゼロの男女が、日々つたないデートを積み重ねるロマンチックラブコメ。脚本は「リーガルハイ」('12年ほか、フジテレビ系)シリーズの古沢良太が手掛ける。
東大大学院を卒業後に国家公務員となった藪下依子(杏)は、マイペースで超合理主義の29歳。学生の時に描いた人生設計通りに歩んできたが、母親や親戚も30歳を境に結婚しており、自身もそうするべきだと考え結婚を目指す。一方、自称“高等遊民”でいわゆるニートの谷口巧(長谷川博己)は、このところ母親が病気がちで、新たな寄生先を求めて結婚相手を探す。
依子を演じる杏は「“月9”という言葉は、単に“月曜9時”という意味だけではなく、もはや“ゲツク”という一つの単語のような気がしています。そういった“月9”というものにヒロインとして出させていただくということに、驚くとともに、これはぜひ頑張らないといけないなと思っています。あとは、台本が“本当に本当に”面白いので、とにかく今は楽しみです」と心境を述べた。また、撮影に向けて「まず、前髪をばっさりと切ってイメチェンしました。演じる依子はかなり個性的なキャラクターなので、それを中和する個性的な何かを掛け合わせたいなと思いまして。プロデューサーの方とも、今までのイメージと変えたいねって話したのもありますが、依子はすべての行動と服装にも理屈があるので、決しておしゃれのためにしているのではなく、理屈から作られているっていうのを突き詰めていった結果、必ず絶対目にかからないという合理性を考えた上で、こういった目の上で前髪を切りそろえた髪型にしているのではないかという結論に至りました。衣装合わせや打ち合わせを何度もやっていて、入念にスタッフみんなで準備をしています」と明かした。さらに、役を演じる上で「依子は淡々とした人物なので、感情の起伏がそんなにない。その上、言動もかなり変わっているので、それを愛されキャラクターと言うか、ひとつのヒロインとして成立させ、受け入れてもらうっていうのは意外と難しそうだなと思っています。ただ、たぶん信念を持ってこれが依子ですっていうふうになっていけば、それが『あ、こういう人なんだ、それが面白いんだな』って感じていただけるといいなと思っています」とコメントした。
一方、巧を演じる長谷川は「まさか僕が“月9”に出ることになるとは思っていませんでした(笑)。すごくうれしかったです。本当に本(台本)も面白く、巧のキャラクターはちょっと変わってはいますが、こんな面白い作品に出演する機会もなかなか無いので、すごく楽しみにしています。初め『デート』と聞いたので、今までの“月9”的なラブストーリーなのかなと思ったのですが、本を読んでみたら全然違っており、一風変わった恋愛不適合者の2人が織りなすラブコメディーでした。巧のせりふなど本当に面白いので、あえて何かをするというよりもしっかりとせりふをはき出せれば、十分面白くなると思います」とコメントした。
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