TBS系では、日本古来の仏教や神道とのつながりから、ピラミッドの壮大な謎に迫るスペシャル番組「古代エジプトミステリー紀行 今明かされるピラミッドの真実 謎を解くカギは日本!?」を12月14日(日)の昼3:30から放送する。
4500年以上も前に建造されたピラミッドは、その巨大さで人々を圧倒し、多くの謎で人々を魅了してきた。底辺230m、高さ147m、そして300万個もの石が積み上げられたピラミッドは、果たして何を目的にして造られたのか?残念なことにピラミッドには文字や記号がほとんど残されていないため、その答えはいまだに謎に包まれている。しかし3年前、ピラミッドのすぐ南側に埋まっていた“太陽の船”の発掘が始まると、歴史が大きく動き始めた。巨大木造船である“太陽の船”とピラミッドは密接な関係にあり、船の調査がピラミッドの謎を解き明かすと考えられたからだ。
RKB毎日放送制作の同番組では、3年前から、吉村作治教授が率いる早稲田大学古代エジプト調査隊による“太陽の船”の発掘調査に密着。「ピラミッドは太陽神の信仰に深く関わっており、“太陽の船”は王の魂が太陽と共に天空を渡るための船ではないか」と考えた吉村教授は、さらに「ピラミッド建造の謎を解くカギが、日本古来の仏教や神道にあるのではないか」と推測。エジプトから1万キロの距離にある日本だが、仏教や神道の考え方には、エジプトの宗教観との共通点が非常に多く見られるという。
京都の西方寺、宇治の平等院を訪れた吉村教授は、死生観をはじめとする、日本とエジプトとのさまざまな共通点を指摘。福知山大江の元伊勢内宮皇大神社では、ピラミッドと神社に共通する建築構造を発見する。さらに吉村教授は、いまだに見つからないクフ王のミイラや副葬品について、大胆な推理を披露。そして番組では、日本の風習と文化に潜むヒントから「なぜピラミッドに莫大な金銀財宝が存在しないのか?」「ピラミッド内部にある不思議な空間は何なのか?」「ツタンカーメン王を遥かにしのぐピラミッドの宝はどこにあるのか?」という謎に迫っていく。
今回のエジプトロケには、秋本奈緒美が参加。吉村教授と共に、カイロ博物館やカイロ近郊の遺跡、ピラミッド建設当時と同じ風景が広がる農村などに足を運ぶ。また、発掘を続ける“太陽の船”の最新情報や、新たに発見された遺物が語る新事実を紹介する。
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