沢口靖子演じる科学捜査研究員・榊マリコの活躍を中心に、“最新の科学捜査”と“豊饒な人間ドラマ”がスタイリッシュに絡み合うミステリー「科捜研の女」(テレビ朝日系)の年末スペシャルが12月21日(日)に放送される。“シリーズ誕生15周年”のアニバーサリーイヤーを締めくくるSPには、'11年の第7回東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞した“沢口の後輩”上白石萌歌(かみしらいし・もか)がゲスト出演。マリコの少女時代を演じ、'84年の東宝シンデレラ初代グランプリの沢口と初共演を果たす。上白石は「私はもともとすごく緊張するタイプで…現場に入る前からとても緊張していたのですが、大先輩の沢口さんが後ろで見てくださっていると思うと、ますます緊張してしまいました(笑)」と、ういういしい笑顔で語った。
物語は、マリコ(沢口)が中学時代に親友・京子にプレゼントしたはずのブローチが、白骨死体と共に発見されるところからスタート。マリコと京子の過去に、いったい何があったのか?その上、マリコを追う謎の女性探偵も出現する。マリコ自身の過去が事件を解くカギを握る…という、今までにないストーリーが展開していく。そんな物語で、上白石が演じるのは今回の物語で重要な役割を担うマリコの中学時代。親友・京子の一家が夜逃げしたことを知り、泣き崩れる14歳のマリコ(上白石)…、そんな自分の姿を大人のマリコが後ろから“見つめる”形で回想するという場面に登場し、マリコという同一人物を演じる2人の“シンデレラ”が、時空を超えて共演を果たした。
緊張しながらも、上白石は14歳のマリコが感じた悲しみをしっかり表現。その姿を背後から見守った沢口は、大切なシーンを演じ切った彼女にサプライズで花束のプレゼントをするなど、シンデレラの先輩・後輩の“絆”を感じさせた。ちなみに沢口が贈ったのは“マリコの中学時代の友情と絆”が事件の鍵を握る…という今回のストーリーにならい、 “友情”という花言葉を持つ黄色のバラと、“絆”という花言葉を持つオレンジのバラのブーケ。沢口は“妹分”の上白石について「礼儀正しくて、素直。その素直さがお芝居に出ていました。(シーンで)泣いている姿を見て、さらに切なくなりました」と絶賛。ひたむきに“14歳のマリコ”を演じきった上白石に太鼓判を押した。
また、今回の年末スペシャルでは、マリコの母・いずみ役で星由里子が8年ぶりに「科捜研の女」に帰ってくるほか、荻野目慶子、下條アトムら魅力的なゲストが結集。豪華キャストたちの味わい深い演技と「科捜研の女」ならではの緻密で迫力あふれる映像が重なり、“科捜研”史上最高にスリリングなミステリーが綴られる。テレビ朝日の藤本一彦プロデューサーは「すがすがしい笑顔で、一生懸命に演技に取り組む萌歌さんは榊マリコの少女時代のイメージにぴったりでした。沢口さんとの共演シーンは『親友の一家が夜逃げしたことを知り、泣き崩れる』という難しい場面でしたが、悲しみに暮れるマリコの気持ちを、見事に演じてくれました」と、力強く語った。
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