プロフィギュアスケーター鈴木明子に影響を与えた映画とは!?

2014/12/25 18:02 配信

映画

映画だけではなくプロとしての新たな仕事からもスケート演技への刺激を受けると語った鈴木明子

CS放送のムービープラスで‘15年1月5日(月)に放送される番組「この映画が観たい」の収録が行われ、ことしの3月に惜しまれつつ選手生活を引退したフィギュアスケート女子日本代表の鈴木明子が取材に応じた。

「この映画が観たい」はさまざまな分野で活躍する著名人に“映画体験”とそれにまつわる人生のエピソードを語ってもらうムービープラスのオリジナル番組。鈴木は、劇中の楽曲をエキシビション用に採用したという「バーレスク」(‘10年)やフィギュアスケートの道に進むきっかけとなったという「Shall We ダンス?」(‘96年)などの作品を挙げ、自身のスケート人生の出来事に絡めて映画への思いを語った。

プロになった鈴木は「映画を見ると感情が揺さぶられてしまうので、選手の時はあまり映画を見ないようにしていました。今でも感情が揺さぶられてしまうのは変わっていませんが、次のアイスショーのプログラムで滑れるかな、とかそういった視点で積極的に見るようにしています」と勉強家の一面をのぞかせた。

‘12-‘13シーズンでは”強い女を演じたい”と映画「キル・ビル」('03年)の楽曲を使用するなど、常に挑戦し続けていた鈴木。そんな彼女にも苦手な映画があるようで「本当は斬られたり撃たれたりする映画が苦手で、あまり見られないのですが、これからはさまざまなジャンルの映画を見て、もっと表現の幅を広げられたらと思います。照明も演技時間も限られていないプロだからこそできるものにチャレンジしたいです」と語った。

また、将来はコーチよりも振付師に興味を持っているようで「スケートの技術を教えるよりも演技を作ることに興味があります。私自身が振付師によってスケートの捉え方や考え方に大きな影響を受けた経験があって、振付師によって自分のスケートにスパイスを加えてもらうという感覚ですね。スケーターに新しい命を吹き込めるような、そんな振付師になりたいです」と意欲を見せた。