12月14日に「THE MANZAI 2014」の決勝大会が行われ、結成24年目の博多華丸・大吉が優勝を果たした。
決勝大会後には、MCのナインティナイン、最高顧問のビートたけしを交えての囲み取材が行われた。
華丸は「本当に、長いこと続けてきて良かったなと。昨日、大阪の劇場でオール阪神・巨人の阪神師匠に『大人げないんちゃうか』とは言われたんですけど。でも、僕らが出ると逆に若手も映えるかなと思って。終始博多弁で漫才ができて、評価していただけたことで福岡への恩返しができたかなと思います」とコメント。一方、大吉は「優勝できるとは思っていなかったので、うれしい気持ちが半分と、若手に申し訳ない気持ちが半分はありますけれども、これはもう勝負なんで」と優勝について語った。
また、たけしは「例えるなら、ジャンクフードやはやりの食堂がいっぱいできたときに、老舗の有名店の味を出されたって感じであって。『本当の味はこれだよ』という感じがきょうはあった。圧勝だったね」と2人の漫才を評し、矢部浩之は「さすがだなと思いましたね」、岡村隆史も「良かったです、華丸・大吉が優勝して。僕らMCやらせてもらってましたけど、本当に心から応援してました」と同期の優勝を祝福した。
また、賞レースへの思いについて、大吉は「2人そろってというのは今まで何も獲ったことがなかったので。本音を言えば、何か1個くらいあるとうれしいなとは思ってました。ただ、そんな機会はもう二度とないだろうなとは思っていたので、今回いただけて本当にうれしいです」と胸の内を明かした。
さらに、華丸は出場することになった経緯を「たけしさんと昨年末に番組が一緒で、僕がたけしさんの楽屋にあいさつに行ったら、たけしさんから『何で出ないの』って言われたんですよ。で、僕は思わず『ですよね』って言ったんですよ。すぐ楽屋に戻って大吉さんに電話して『って言われたばい』って説明したら『なら仕方なかね』っていうことがありました」と告白した。